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第9回 全国教育模擬国連大会

2025年09月02日 中学校高校
 8月4日、5日東京で開催された第9回全国高等教育模擬国連大会(AJEMUN2025)に1~3年生合計12名で参加しました。英語で議論する大会もありますが、今回は模擬国連に初めて参加する人向けの日本語で議論を行う大会でした。模擬国連とは、参加者がそれぞれ1カ国の大使を担当し、特定の議題について担当国の政策や歴史 、外交関係などを照らし合わせて、実際の国連における会議と同様に議論、交渉を行い、決議を採択することを目的としています。
今回は「AIと軍事」をテーマに議論が行われました。事前に、参加者は世界で起こっている問題を理解し、自国の利益と照らし合わせながら、会議でどのような合意を目指すのかを考えたうえで会議に臨みます。
 初日は、会場の空気に飲まれているようにも見えましたが、時間が経つにつれ、生徒は積極的に他校の生徒と交渉を行っていました。2日間という短い時間でしたが、とても充実していたようで、また参加したいという声を多く聞きました。次年度も開催される大会ですので、興味ある生徒は、英語で行う模擬国連に向けてのファーストステップとしてぜひ挑戦して欲しいと思います。

<生徒感想一部抜粋>
①私はAJEMUN2025に参加し、自分の考えを相手に伝える、そして話し合うことの大切さを改めて実感しました。これから生きていく中で、育った環境も考え方も何もかもが違う人と沢山出会うと思います。そして協力しなければいけない時に、意見がぶつかることがあると思います。その時に今回の経験を活かし、相手の意見を尊重し、沢山話し合うことを大切にしていこうと思いました。また今回の模擬国連に参加し、前回苦戦した英語での議論にも再度挑戦したいと強く思いました。

②苦労したことは、自国の国益を第一に考えて政策案を考えることです。自分が軍事とAIに対して「こうあるべきだ」と考えて政策をまとめるだけではなく、自国のこれまでの歴史や課題、加入している国際機関や他国との関係などを全て踏まえた上で、自国にとって1番利益があり、国民のためになる政策をつくる必要があり、それらを深く調べて理解し、そこからどのような政策案が良いかを考えるのがとても難しかったです。

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