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【SSH】韓国 Korea Science Academy of KAIST の生徒研修を受け入れました
2025年07月31日
高校
7月7日から11日までの5日間、長年にわたり深い交流関係を築いてきた、韓国・釜山にある世界的にも有名な科学高校 Korea Science Academy of KAIST(KSA)から、生徒7名と教員1名を本校に迎え、本校生徒20名とともに5日間のグローバル研修を実施しました。
海外校を受け入れる機会は、本校生徒にとっても貴重な学びの場となります。今回は、本校生徒もKSA生徒と共に体験学習棟に宿泊し、さまざまな活動を通して交流や学びを深めました。
初日は、昼過ぎに到着したKSAの生徒たちを出迎え、ウェルカムパーティーでは本校生徒が企画したゲームで交流を楽しみ、すぐに打ち解けることができました。
2日目は、伏見稲荷大社とオムロンコミュニケーションプラザを訪問し、日本文化や先端技術に触れる機会となりました。
3日目には、京都大学を訪問し、「The Shape and Fate of the Universe(宇宙の形と運命)」というタイトルの講義を受講しました。宇宙マイクロ波背景放射やビッグバン、宇宙の始まりと終わりに関する内容に触れ、生徒たちは深い関心を寄せていました。講義中は、KSAの生徒たちの積極的な質問に刺激を受けて、本校生徒も次々と発言し、非常に活発で有意義な学びの時間となりました。その前には、京都大学総合博物館を見学し、自然科学や人文科学に関する展示を楽しみました。
4日目は、浴衣着付けと茶道体験のあと、小グループに分かれ、本校生徒がKSA生徒の1日ツアーガイドとなる活動を行いました。KSA生徒の希望を聞きながら、京都・大阪の観光や買い物を楽しんでもらう内容で、自分たちの地域や文化をどう紹介するかを考えながらおもてなしする貴重な機会となりました。
あっという間に研修は終了し、5日目の朝、KSAの皆さんは帰国の途につきました。5月に本校生徒がKSAを訪問した際に出会った仲間たちとの再会、そして11月のJSSFでの再会を約束しながら、名残惜しい別れとなりました。
KSAは韓国トップだけでなく世界的にもトップレベルの科学高校であり、立命館高校とは、SSH指定4年目となる2006年に教育交流提携を結んで以来、互いのサイエンスフェアへの参加に加え、毎年相互に生徒を派遣して科学研修を行ってきました。長年にわたって天文学をテーマとした国際共同研究も実施するなど、交流の幅をさらに広げています。
今後も、両校の絆を大切に育みながら、次世代の科学者を育てる取り組みを続けてまいります。