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フィリピン貧困防災研修
2026年04月09日
中学校高校
― 世界の現実を体感した1週間 ―
1月29日から2月4日までの1週間、中学3年生から高校3年生の希望生徒16名が「フィリピン貧困・防災研修」に参加しました。本研修は、自然災害が多発するフィリピンにおいて、災害と貧困の結びつきを現地で学び、国際理解を深めることを目的に実施されました。
研修の前半は首都マニラを拠点に活動しました。2か所のスラム地区を訪れ、家庭への訪問・インタビューを行ったほか、同年代の若者が学ぶ職業専門学校を訪問しました。実際に家庭の中に入り、生活環境や日常の課題について直接話を聞くことで、生徒たちは統計や映像では分からない「現実」と向き合う機会を得ました。過酷な環境にありながらも、明るく温かく私たちを迎え入れてくださる現地の方々の姿に触れ、生徒たちは貧困問題が単なる経済的課題ではなく、教育、環境、災害リスクなどと密接に結びついた多層的な問題であることを肌で感じることができました。
後半はレイテ島へ移動し、本校の提携校である「フィリピンサイエンスハイスクール イースタンビサヤス校(PSHS-EVC)」を訪問しました。現地では生徒や先生方、ホストファミリーの皆様から心温まる歓迎を受けました。共に授業を受け、意見交換を行い、市内を巡る活動や3泊のホームステイを通して、現地の文化や生活をより深く理解しました。特にホームステイでは、日常生活を共に過ごす中で価値観や考え方の違いを越えた交流が生まれ、国境を越えた深い絆を築くことができました。
世界の多様な現実の一端を、自身の目と肌で感じてきた生徒たち。事後の振り返りでは、「当たり前だと思っていたことが当たり前ではないと気づいた」「自分にできることを考えたい」といった声が多く聞かれました。今回の経験は、生徒一人ひとりの価値観を揺さぶり、今後の進路や生き方につながるような深い学びとなったことがうかがえます。
本研修で得た気づきと経験を、これからの学校生活や将来の社会貢献へとどのようにつなげていくのか、生徒たちのさらなる成長が期待されます。