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【SSH】3年SSGクラスScience Project Presentation Day(英語による課題研究発表会) 開催

2023年11月01日 高校
 10月21日(土)、3年SSGクラス生徒全員を対象としたScience Project Presentation Dayを実施しました。世界20カ国・地域の高校生の研究発表の場となる本校最大の国際科学行事であるJapan Super Science Fair(JSSF)2023を間近に控え、緊張感の高まる中での実施です。
 本校のSSH活動では、国際科学教育の一つのゴールとしてSSGクラス全員が英語での研究発表と質疑応答を目標としています。生徒たちは高校2年から課題研究に取り組み、各自がテーマを設定し、それぞれ実施した実験に基づいた考察、結論を導き出しました。そのような課題研究の内容の発表は日本語でも難しいものですが、それを英語でこなし、その後の質疑応答にも対応できる力を生徒たちが身につけることができたと考えています。
 今回実施したScience Project PresentationではSSGクラスの3年生全員が、第一部でポスター発表を、第二部ではPPTを使用した舞台上での口頭発表を行いました。
 口頭発表は3会場に分かれて行われ、立命館大学の協力により海外研究生の方々にコメンテーターとして各会場に2~3名ずつ参加いただき、専門的な観点から有益な質問やアドバイスをいただきました。JSSFの研究発表部署の生徒が英語での司会進行も務めました。SSGの高校2年生と、70名を超える保護者の方にもご参観いただきました。質疑応答も大変活発なものになりました。
 思うように研究が進まない時期もありましたが、生徒たちはこれまでの成果をPPTにまとめ、英語の原稿を何度も練り、練習を重ねて本番に挑みました。これまで取り組んできた研究を伝えたいという熱意が会場全体の雰囲気を作り、大変有意義な発表会になりました。発表後の質疑応答では、聴衆や海外研究者の方からのさまざまな質問に自分の言葉で答えることができ、3年間の研究の集大成としてふさわしい時間になりました。JSSF本番につながる実り多い取り組みとなりました。JSSFがいよいよ開幕します。これまで学んできたことを大いに発揮してくれることを期待しています。

<SSGクラス3年生の26本の研究発表タイトル>
 Substances Affecting Mold Suppression Biology
 Olfactory Influences on Behavior in Drosophila Biology
 The Influences of pH on Flower Protoplasm Biology
 Extracting Current from Photosynthesis Biology
 The Effect of Auditory Stimulus on the Olfactory Sensory Perception Biology
 Can Smells Affect Human Memory? Biology
 Development of plant-based meat Biology
 Making Sunscreen from Grape Skin Chemistry
 Making Sheets from New Materials Chemistry
 New Material from Bamboo Chemistry
 Effects of Soap and Odor Chemistry
 Collecting and Removing Heavy Metal Ions in Water Using Matcha Chemistry
 Antibacterial Properties of Orange Peel Chemistry
 How to Reuse Citrus Peels Chemistry
 Method to Analyze Main Techniques of Flute Playing Physics
 Creating Highly Durable Paper Bags Physics
 Equipment for Practicing Skiing on Similar Conditions as Snow Physics
 Water Purification Using Aquatic Plants The 
 Environment
 Artificial reef with effective shape and protection of marine ecosystems The   
 Environment
 Comparison Between Solar Radiation and Reflectance Spectrum of Nearby Astronomical Objects Earth Science
 Relation Between Tire Grooves and Side Splashes Engineering
 Optimal Keyboard Layout for Japanese Input Engineering
 The Relationship between different Shapes of umbrellas and Raindrops that Remains on the Surface Engineering
 Developing AI that can Analyze Human Emotions Robotics
 Optimal Frequency Ratio for Chords Music
 Development of a Student Status Estimation System for High School Classrooms Computer
 Science

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多くの保護者の方にも参観いただきました。ありがとうございました。保護者の皆様には子供たちの成長を実感していただけたようです。

<感想:高校3年生の保護者の皆様(抜粋)>
●  思っていた以上に高度な研究発表会で驚きました。司会進行も生徒だけで行い、発表は見やすく工夫された自作のスライドを使いながら流暢に英語で説明し、質疑応答にもしっかり受けこたえできていて、成長が見られ、本当に良かったなと感じました。 日々の先生方のご指導のおかげです。感謝の気持ちとともに、子供達の頑張りに拍手を送りたいです。
●  どの生徒さんの発表も素晴らしく、試行錯誤しながら研究されてきたんだなぁと感じました。だからこそ自信を持って英語での質疑応答にも対応できたのかも、と思いました。 質問者のレベルも高かったですし、コメンテーターの方のコメントもわかりやすく、愛の溢れるコメントで終始和やかでよかったです。ありがとうございました。
●  普段見られない子供の成長を強く感じることができました。 小中学生の頃、人前で話すのが苦手で大きな声を出すことすらできなかった我が子が英語で堂々とプレゼンをしている、外国人のコメンテーターと会話しているのを間近に見ると感慨深いものがあります。 クラスの皆さんも本当に素晴らしい。全員が切磋琢磨しながら日々大きく成長されていることがほんの数時間見るだけでわかりました。 高校生のうちにこのようなアカデミックな活動をする意義はとても大きいと思いました。英語においても科学技術においても、土台となる高校生の時期に取り組むことができる環境に感謝です。ありがとうございました。
●  自身の発表にも仲間の発表にも集中することができており、質疑応答にも堂々と答える姿はとても頼もしく、SSGクラスとして学んだ3年間の集大成として、とても立派な発表だったと思います。 立命館への入学を機に、たくさんの経験を与えていただき成長する娘を目の当たりにして、SSH校として継続した活動を行なっておられることの意義を理解できたような気持ちになっておりました。しかし、本日の発表会に参加させていただき、一人一人が試行錯誤しながら課題研究に取り組み、結論を導き出し、そして英語で発表している姿に国際科学教育の本質を見いだすことができました。
●  この課題研究発表会をとても楽しみにしていました。我が子の発表の時は私の方が緊張して内容が頭に入ってきませんでしたが、本人は落ち着いて発表できていてとても頼もしく思いました。同じグループの発表を全て見させていただきましたが、研究内容はみんな個性的でどれも興味深く、発表は堂々としていて分かりやすく、さらに英語も堪能で、本当に素晴らしかったです。高校生でこのような研究に取り組み、それを英語で発表するという難易度の高いことを、臆せずのびのびとさせていただける環境に心から感謝申し上げます。先生方の手厚いサポートなくしては、成し遂げられなかったことと思います。家ではなかなか見ることのできない子どもの姿を見て、いつの間にこんなに成長したんだろうと胸がいっぱいになりました。素晴らしい取り組みと温かいご指導、本当にありがとうございました。
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