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2025.09.17

小田ゼミが集中セミナーとして在日パキスタン大使館を訪問しました


「集中セミナー」は、ゼミのテーマに関連する研究を夏期休暇中などに集中的に行い、学びを深めることを目的とした科目です。

小田尚也教授のゼミでは、「発展途上国が抱える様々な問題を考える」をテーマに、経済、教育、インフラ、ジェンダー格差など、さまざまな視点から途上国について研究を行っています。

今回の集中セミナーでは、在日パキスタン大使館を訪問し、着任直後のAbdul Hameed大使と意見交換しました。日本とパキスタンの関係や開発援助、国家発展における人材育成の重要性について議論し、学びに直結する有意義な機会となりました。

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Abdul Hameed大使と小田教授


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意見交換の様子


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ご多忙の中ご対応いただいた大使ならびに館員の皆様に深く感謝申し上げます。

在日パキスタン大使館Facebook

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2025.09.10

2025年9月4日(木)に自治会主催の2025年度教学懇談が実施されました


2025年9月4日(木)に政策科学専攻(日本語基準)の教学懇談会が実施されました。

教学懇談会は他学部では、5者懇談会呼ばれているもので、学生の代表である自治会委員長、学部長、副学部長、学生主事、事務長の5者が一堂に会し、自治会が事前に実施したアンケートで集約した学部生の意見について、学部と実現に向けて教学課題を協議する年1回の重要な場となります。

今年は、前年を超える522件(在籍者数の約30%)のアンケートが集まり、自治会内の教学懇談会班のメンバーで夏休みに分担して分析し、議案書の作成、また発表用のPowerPointの作成も行いました。

当日は、傍聴も含め、25名の自治会メンバーが参加し、学部長、副学部長、学生主事、事務長、オブザーバーとして学生オフィスも同席の上、積極的に意見交換を行いました。

学友会について 

https://www.ritsumei.club/


教学懇談会(5者懇談会)について

https://www.ritsumei.club/about/1-2-2/


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2025.09.09

研究実践フォーラム「南信州プロジェクト」が実施されました

2025年8月16日から8月21日にかけて、本学政策科学部の学生が長野県飯田市で現地フィールドワークを行いました。
この活動は、政策科学部開講授業「研究実践フォーラム」の特定プロジェクトの一つ「南信州プロジェクト」として実施されたものです。以下に、(1)政策科学部「研究実践フォーラム」授業および「南信州プロジェクト」の概要、(2)今回の活動報告を紹介します。

(1)「研究実践フォーラム」授業の「南信州プロジェクト」について
 「研究実践フォーラム」は2回生の小集団演習科目のグループワークを行う科目として開講され、1回生の小集団演習科目で得た問題意識を基礎として、すべての学生がいずれかのプロジェクトに所属し、共通のテーマをもつ研究グループを編成し、春学期と秋学期の1年間かけてグループワークで研究し、その成果の研究発表を行い、報告書を作成します。

「研究実践フォーラムⅠ・Ⅱ(それぞれ春学期、秋学期開講)」には、研究のフィールドを学生自身が開拓する自主的な「自主プロジェクト」と、学部側からいくつかの研究のフィールドが提供される「特定プロジェクト」があります。

「南信州プロジェクト」は特定プロジェクトの一環として開講され、飯田市を中心とした南信州をフィールドとして研究することを希望して申し込んだ学生たちが集まり、プロジェクトを組んでいます。現地フィールドワークの実施により、①現地調査を遂行することで問題を的確に発見し分析する能力を身に付けること、②現地の大学生、受入機関職員などとともに、共通の課題を抽出し、調査を通して、的確な分析を行い、また比較の視点を意識するようになる、という力が身につくことが、参加の利点です。学生にとっては、地域の人と関わりながら6日間の現地調査を進める貴重な機会となりました。
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フィールドとなった南信州・飯田市の天竜峡



(2) 南信州プロジェクトの活動実施報告
 8月16日~19日午前には、飯田市が主催する「学輪IIDA共通カリキュラム・ソーシャルキャピタル・フィールドスタディ」に参加しました。このプログラムでは、ソーシャルキャピタル(社会的関係資本)の理論を講義で学び、市民活動の実践者の報告や現地事例ごとのフィールドワークを通して、地域社会のつながりや活動の要因を考えました。
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飯田市街地のまち歩き(ソーシャルキャピタル・フィールドスタディ)



2025年度の対象事例は、例えば、りんごシードル文化の普及をめざす、「NPO法人国際りんご・シードル振興会」や、閉校となった校舎を保存・活用する「杵原学校応援団」など4つありました。学生たちは他大学の学生や地元高校生と5~6人のグループを組み、地域リーダーへのヒアリングや報告会での成果発表に取り組みました。
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事例調査:子育てサロン・NPO法人おしゃべりサラダ(ソーシャルキャピタル・フィールドスタディ)


また、農家民泊や「日本一の焼肉のまち」飯田市での食文化体験もあり、地域の暮らしや文化にも触れることができました。学生たちは、この歴史ある学輪のプログラムを通じて、南信州・飯田の学びの文化に出会い、現地での交流を通じて多くの学びを得ました。



学輪IIDAのプログラム終了後、8月19日午後から21日にかけて、南信州プロジェクト独自の現地調査を行いました。今年度の学生たちは「飯田市の移住政策」に関心を持ち、「お試し移住を踏まえた移住支援制度のあり方」を研究の問いとしました。飯田市は『田舎暮らしの本』(宝島社)「2025年度版 住みたい田舎ベストランキング」で、人口5~10万人規模のまちにおける若者・単身世代部門の第1位に選ばれた自治体です。そうした飯田市において、市役所担当者との意見交換や、移住体験制度「遠山郷ショート留学」利用者、移住コンシェルジュの方々へのヒアリングを行いました。

飯田市役所での移住政策のヒアリング

旧飯田測候所での移住コンシェルジュとの対話



また、空き家を改修して移住・交流の拠点づくりを進める天竜峡の施設「HIGASA」、遠山郷で活動する地域おこし協力隊、移住者が開業したゲストハウス「太陽堂」なども訪問し、現場での生の声を伺いました。3日間を通じて、政策制度の枠組みだけでなく、移住者や地域住民のリアルな体験から学びを深めることができました。

空き家を改修した天竜峡の「HIGASA」での説明

遠山郷で地域おこし協力隊へのヒアリング





 以下は、参加した学生からの感想です。
  • 他大学の学生や地元高校生と行ったフィールドスタディは、普段の授業では味わえない刺激的な学びの連続だった。インタビューや体験を通して人の温かさやつながりを実感し、飯田の皆さんに「また会いたい」と思えた、学びだけでなく人との関わり方の大切さを感じることができた6日間だった。(濱谷さん)
  • フィールドスタディでは、その土地に住む現地の高校生の視点や他大学の学生の様々な考えを交えながら、飯田市の活動について深く学べたため、とても貴重な経験となった。近年、各地で地域の人々の交流は薄くなっているが、飯田の人々は人との繋がりを大切にしているからこそ、たくさんの活動が行われているのだと現地で学ぶことができた。(畑さん)
  • この夏、南信州プロジェクトに参加できたことは、私にとって有意義で多くの学びを得ることのできるものでした。飯田市の文化を守る強い思い、人とのつながりから生まれる移住のサイクル、ソーシャルキャピタルを発端とした市民活動など、これらはただのキーワードにしかすぎませんが、文献などを読んでいるだけでは得られないことを現地で肌に感じながら学ぶことができました。また、他大学の学生や現地の高校生とのグループワークが基本となるので、普段の大学生活では得られない刺激をもらうこともできました。このように、南信州プロジェクトは、普段の座学とは一味違ったことを学べる良い機会であったと私は、思います。(壽さん)
  • 飯田市での調査を通じて学んだことは、「人とのつながり」の重要性である。飯田市では、困っている人がいれば、その分野に詳しい人が知人の紹介で支援する事例が見られた。こうした「人とのつながり」が市全体の活気を生み出しているのだと考える。(早瀬さん) 
  • 学輪フィールドスタディ、飯田市での独自調査どちらにおいても有意義な時間を過ごせました。文献を読むだけでは得られない知識がつくだけでなく、グループでひとつの目標に取り組む難しさや楽しさといった今後の社会生活に活かせるような経験ができる機会だと思います。(田中さん)


今回の調査にご協力いただいた多くの方々に心から感謝申し上げます。秋学期の授業では、これらの調査結果を踏まえて研究成果を発表し、報告書をまとめていく予定です。

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旧木沢小学校(遠山郷)


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2025.08.07

立命館大学オープンキャンパス2025を開催しました

2025年8月2日(土)・3日(日)の2日間で立命館大学オープンキャンパス2025を開催しました。

政策科学部では、学部紹介、AO入試説明会、個別相談会に加え、安藤准教授と宮脇教授による模擬講義を実施しました。両日合わせて1500名近くの方にご参加いただき、政策科学部での学びをより理解していただくことができました。
    <模擬講義>
  • 安藤 准教授 「プラスチック対策から課題解決を考えよう!」
  • 宮脇 教授  「戦争を避ける政策は、人道的か?平和と民主主義の葛藤」  

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学部紹介の様子

安藤准教授による模擬講義の様子

宮脇教授による模擬講義の様子




会場外では、「この問題、あなたならどうする?」を掲示しました。
こちらは、政策科学部教員から発せられた問いに対し、参加者自身に「答え」を考えていただく企画です。みなさんも自分ならどうするか考えてみてください。
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2025.07.31

【授業紹介Vol.6】「企業経営事例分析」~株式会社ディアーズ・ブレインによる講義が行われました

立命館大学政策科学部では、株式会社ディアーズ・ブレインとの連携により、「ヴィジョン特殊講義(企業経営事例分析)」を開講しています。同社は、経営学部卒業生の小岸弘和氏が設立した企業で、現在は全国24ヶ所・グループ全体で27ヶ所のゲストハウス型結婚式場を運営し、年間6,000組の挙式を手がけてます。経営理念は「Open Doors!!」、そして創業者である小岸氏の思い「楽しくなければ、やったところで知れたもの」という言葉にも、その価値観が込められています。

2025年度の講義でも、2024年度と同様に、経営企画・人材開発・マーケティング・店舗営業・料飲部門など、各部門から幹部社員が登壇し、最新の事業活動の状況や、経営理念が現場でどのように浸透し、実践されているかについて語られました。今年度新たに加わった711日の講義では、「ブライダル業界のDX最前線とIT・人材力の未来」というテーマのもと、ウェディング事業の本質であるホスピタリティとデジタルの融合、さらにITDXAI化への取り組みについて、受講生の関心を引く内容が紹介されました。

また、626日の人事部門による講義では、一般的に間接部門とされる人事部が、ディアーズ・ブレインにおいては同社の強みである人材育成の中核を担うだけでなく、グループ企業戦略とあいまって、人事部自体の「得意分野」(詳細は公にしづらいが、驚くべき内容であった)を活かし、直接部門化しつつある点が紹介されました。

このように本講義は、ディアーズ・ブレインのアンテナを通じて得られた最新の企業経営の実践が、受講生にフィードバックされる貴重な学びの場となっています。

株式会社ディアーズ・ブレインの皆様、ありがとうございました!

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文責 服部 利幸

〈関連記事〉

【授業紹介Vol.2】「楽しくなければ、やったところで知れたもの」~株式会社ディアーズブレイン小岸代表取締役の講義が行われました


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2025.07.31

EXPO2025 大阪・関西万博イタリア館において、政策科学部サウセド・ダニエル准教授が国際ワークショップに登壇しました

2025712日(土)大阪・関西万博においてイタリア館公会堂にて、International Workshop on Gastronomy and Rural Tourism Rural Tourism as a Response to Overtourism: A Comparative Perspectiveが開催されました。パネリストとしてサウセド准教授が “Historical Roads as Cultural Resources in Japan: The Potential of Community-Based Initiatives”というタイトルでお話しされました。

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このワークショップは政策科学部と学生交換留学の提携を結んでいるイタリア・ロンバルディア州のベルガモ大学が主催し、本学部からサウセド准教授に加えて、田林葉教授とベルガモ大学への留学関係者である学生2名が参加しました。ベルガモ大学からは政策科学部との連携担当のCristian Pallone准教授がモデレーターとして参加され、本学部からの参加者と交流を行いました。

参加学生は日伊におけるツーリズムにかかわる英語ワークショップの参加、イタリア語での交流、イタリア館の見学等、文化的・知的好奇心や学習意欲をさらに刺激される機会となりました。

今年度も本学部とベルガモ大学との学生交換が予定されています。この度このような貴重な機会をいただいたベルガも大学に深く感謝するとともに、この関係が末長くさらに発展することを願っています。

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2025.07.30

【授業紹介Vol.5】「アドベンチャーワールドにおける企業経営と人財育成」~株式会社アワーズによる講義が行われました

本講義は、和歌山県白浜町に所在するアドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズの協力のもと、2024年度から継続して行われているシリーズの一環として実施されました。このシリーズでは、経営者から現場で活躍する従業員まで多様な立場の講師による話を通して、サファリパーク経営に関わる幅広いテーマについて学ぶ機会が提供されます。内容は、経営環境や戦略、人材育成、動物飼育、社会貢献、さらには社会問題・社会課題解決に至ります。

2025年度の講義では、「企業経営と人材育成」に焦点が当てられました。そして、人的資本経営やパーパス経営、ワークライフインテグレーションなど、アワーズが実践している経営を人材面を中心に深く掘り下げられました。さらに、社員・ゲスト・社会のそれぞれに「Smile(スマイル)」をもたらすことをテーマに、企業ビジョンと個人のビジョンの重なりから生まれる価値創造、LTV(顧客生涯価値)の向上やファンとの関係性を重視したBtoFマーケティング、そしてSDGsや共創パートナーシップの実例が紹介されました。

こうした講義を通して受講生は、企業理念がどのように日々の会社経営やサファリパーク運営活動に浸透しているのかを実感することができました。そして、社会の中で自分は何のために働き、どのように関わっていくのかを考えるきっかけにもなりました。株式会社アワーズの取り組みを通じて、企業、個人、社会の課題解決に向けた実践的な学びが展開されました。

株式会社アワーズの皆様、ありがとうございました!

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文責 服部利幸

写真提供:株式会社アワーズ


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【授業紹介Vol.4】「アドベンチャーワールドから学ぶD&I経営の本質」~金崎伸一郎ゼネラルマネージャーによる講義が行われました

【授業紹介Vol.3】「アドベンチャーワールドから学ぶD&I経営の本質」~中尾建子アドベンチャーワールド副園長による講義が行われました

【授業紹介Vol.1】「アドベンチャーワールドから学ぶD&I経営の本質」~山本社長による講義が行われました

株式会社アワーズとの連携協定について

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2025.07.22

?id=199この問題、あなたならどうする? ―約束の時間にいつも遅れてくる友人。どう対応すればいいですか?

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2025.07.14

2025年度春学期 政策科学部西園寺記念奨学金 給付証書授与式を開催

202573日(木)お昼休みにC373ラーニングシアターにて、2025年度春学期 西園寺記念奨学金給付証書授与式を開催し、20名(対象者27名)が参加しました。まず初めに、森道哉副学部長から開会の辞があり、その後、吉田学部長から本奨学金の名前の由来である西園寺公望公に関しての説明、また今後も学部名称の通り、「学問」と「実践」に励んでもらいたい、と受給者を励ます祝辞がありました。

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続いて、学部長から1人ずつに給付証書が手渡しされ、参加者全員で記念撮影した後、学部長・副学部長・参加者が4グループに分かれ、軽食を取り、歓談をしながら交流会が実施されました。

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短い時間でしたが、参加者同士で交流したり、先生方と記念撮影を行ったりと和やかな会となりました。

この度は、西園寺奨学金の受給、おめでとうございます。

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2025.07.10

自治会主催の政策科学部運動会が開催されました

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2025年6月23日(月)に自治会主催の政策科学部運動会が開催されました。
日本語基準PS専攻の新入生300名に加えて、50名を超える自治会メンバーとCRPS生、合わせて総勢353名で16時半から3時間半にわたってOICアリーナで運動会を実施しました。障害物競争、綱引き、ドッジボール、最後にはリレーを行い、白熱した戦いが繰り広げられていました。普段はクラス毎の活動が中心の新入生ですが、初対面でも体を動かしながらコミュニケーションを取り、クラスを超えて、仲を深める良い機会になりました。
参加してくれた学生のみなさん、ありがとうございました。来年度も開催を予定しておりますので、ぜひご期待ください!


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障害物競走ではダンボールキャピタラの転がり方が見どころでした。

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綱引きは各団のクラスを超えた団結力が見えた瞬間でした。

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ドッチボールでは各団白熱した戦いになりました。

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リレーではクラスの仲が深まった瞬間が見られました。

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結果発表では順位に関わらず、参加者・運営全員が笑顔で終わることができました。

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