Voices for future leaders修了生紹介

1期生

山本 憲将

山本 憲将Yamamoto Norimasa

SMBC日興証券株式会社
アセットマネジメント・保険マーケティング部長

  • SMBC日興証券株式会社 人材育成部 副部長
  • SMBC日興証券株式会社 アセットマネジメント・保険マーケティング部長

立命館西園寺塾を通じてのご自身の変化や成長について

私は、立命館西園寺塾を通じて、幅広い英知に触れ、視野が広がるとともに、さらに深く探求したいという思いを刺激されました。なかでも、世界各国、特にアジア各国の国民が持つ哲学とそれが形成された背景を第一線の研究者から直に学び、身近な隣国でありながら国際問題を抱える昨今の状況への理解を深めることができました。また、各分野を極めた経営者、研究者の方々の興味深い話の中から、それぞれの「生き様」を感じ、自分の今後の人生を考えるヒントとなりました。

特に印象に残っている講義・フィールドワーク・出来事はどのようなことでしょうか。また、その理由についてお教えください。

  1. 開講式直後の三重県・答志島のフィールドワーク
    ほんの数時間前にあったばかりの塾生メンバーが、杯を交わすうちに打ち解けて初日から議論を交わし、そして共に雑魚寝をしたことは、その後の1期生の結束に結びついていると思います。地元の方にご用意いただいた素朴な魚料理もとても印象的でした。
  2. 宮脇昭先生との東北植樹
    宮脇昭先生の年齢を感じさせないフットワークの軽さ、自身のフィールドワークから得た知見に対する自信、徹底的に物事を極めた方の強い意志を感じました。わずかながらですが、東北に貢献できたことも印象に残りました。
  3. 谷家衛先生の講義
    当初、キャピタリストという印象をもって講義に臨みましたが、世のために新しいことへのチャレンジを応援するという姿勢、マイノリティに対する懐の深さ、そしてそれらの問題に対する強い意志から流された涙に感銘を受けました。
  4. 今後経験できないであろう数々のフィールドワーク
    伊勢神宮・金閣寺・上賀茂神社・金閣寺・池坊・裏千家など、一生のうちで、個人では経験することがまず不可能だと思われるフィールドワークは、生涯の貴重な体験となりました。

西園寺塾を修了して1年たった今、思うこと

西園寺塾が終了して1年が立ちましたが、西園寺塾の中で得た幅広い知見、教養によって視野が広くなり、教養の厚みが増して人生が豊かになったと感じています。
具体的には、日々のニュースへの感度が高くなり、多様な話題に関心を持ち、また自分なりの考えを持つようにしています。目まぐるしく変化するアジア情勢、インドネシアのジョコウィの動静、伊藤若冲の花鳥図、街路に植樹された木々まで、政治・経済・歴史・文化といった多様な話題に向き合うことができる自分がいます。
また、「生き様」という言葉を意識するようになりました。西園寺塾において講義をいただい第一線の講師の方々が、人生を通じて一つのことを極めていく姿、その中でこだわりを大切にする姿に触れ、自らも妥協を排し、本質を大切にできるような人生を送りたいと感じております。