コラム

たまには、ゆっくり、ほっこりと。

 秋セメスターがはじまって3か月。中間試験があったり、小テストがあったり、課題があったり、忙しい時間が続いていると思います。相談を通してみなさんの話を聴いていると、授業に出席して、課題をこなしていくだけでも、相当のエネルギーを使うし、疲労すると感じます。これをきちんとこなしていくのは、大変なことですね。わたしが学生だったら、うまくやっていけるかな、自信がないぞと思うことも多いです。
 さてさて、忙しい時間が続くと、ゆとりがなくなってきます。時間がないだけでなく、気持ちのゆとりもなくなります。さらに、がんばらないと、きちんとこなさないと、と思っている人も多いので、ますます自分を追い込んでしまいがちになります。こういうとき、うっかり忘れものをしたり、危ないことがおきたり、あせってミスすることも多いです。では、どうすればいいのかということになりますが、思い切ってしっかり休んだり、遊んだりして、ゆとりの時空間をつくることをお勧めします。限られた場所にきゅうきゅう詰められた、ブロックでいっぱいの空間に隙間をつくると、ブロックを動かしやすくなります。それと同じで、隙間をつくることでスムーズにうごきはじめることがたくさんあります。こういうのを遊びの空間といいます。
 息がつまりそうなとき、遊びの時間と空間をつくってみてはどうでしょうか。スイッチのオンとオフにたとえることもありますが、今は学びのスイッチ、今は遊びのスイッチというように、オンとオフの切り替え上手になると、きっと学業も充実してくると思います。
 もうすぐ冬休み。ゆっくり、ほっこりは、しっかり、きっちりの入り口になりえます。充実した休暇期間を過ごせるといいですね。なかなか、心身の緊張がほぐれにくい人は、こころの健康欄のリラクセーション*を試してみたり、月2回実施している「ほっこりリラクセーション」に参加してみてくださいね。
学生サポートルーム カウンセラー