教員紹介 ‐TEACHER‐

教員紹介

‐TEACHER‐

春日井 敏之教授
(2017年4月 研究科長就任予定者)

担当科目
「臨床教育の理論と方法」、「現代の学校と教育実践」、「学校教育相談・学校カウンセリングの理論と方法」、「教育実践高度化演習1・2」、「教職専門研修1〜4」

教師という仕事のやりがいとは?

 教師という仕事は、広義には「対人援助職」といえます。これは、他者を助けるという営みであり、学校教育だけではなく、福祉、心理、医療、司法、家庭、地域など、様々な分野・領域で他者を助ける仕事はあります。同時に対人援助という仕事は、他者を助けながら助けられている仕事でもあります。こうした双方向の関係が形成されたときに、やりがいを感じ、援助している他者からもエネルギーをもらいながら、仕事が継続できるのではないでしょうか。
 そのなかで、学校教育における教師の仕事は、「かけがえのない未熟さ」を抱えた発展途上の子どもたちと関わる点に大きな特徴があります。一方では、教師も様々な未熟さを抱えた発展途上の存在です。教師が良かれと思って設定する援助の枠と、子どもや保護者が求める援助の枠には、しばしばズレが生じます。この点を真摯に自覚しながら、お互いにわかり合おうとする努力を続けていくことが、子どもと向き合うことであり、深いやりがいにつながっていくと考えています。

担当科目を受講することで、どのような力が身につくのか?

 臨床教育学は、1980年代から1990年代にかけて、いじめ、不登校、校内暴力、学級崩壊、少年事件など、子どもをめぐる諸問題が噴出し、学校や家庭における新たな対応が求められる状況のなかで、新しい学問として誕生しました。教育人間学と臨床心理学を母体としながら、教育学と福祉学、社会学、発達諸科学などとの横断領域に実践的な課題解決の道筋を求めてきました。
 私は、教育人間学、臨床心理学に加えて、教育現場に立脚した当事者たちの手による「実践教育学」が、臨床教育学の一つの母体となっていく必要があるのではないかと考えています。それが「教育現場に立脚し、実践や経験を重ね、経験知としてその意味を問い直すなかから、当事者が協働して臨床教育学を構築していくことができないのか」という問いにつながっています。
 受講生のみなさん方には、①学校内外における教育をめぐる諸課題の本質に迫る理論的研究、②学校内外における教育をめぐる諸課題の解決を図るための実践的研究、③学校、家庭、地域などにおける援助を担う当事者としての教員、保護者、青年の主体形成・自己変容に関する当事者研究、といった視点から「教育実践探究論文」に取り組んでいただけることを期待しています。

教職研究科(教職大学院)を目指す方へメッセージ

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