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インタビュー

学生が起業できる環境をつくり、
地域に根ざした「創造」を続ける！

源　弘史	さん（経済学部4回生）

2007年度「立命館大学学生起業家支援奨励金」受給団体
創造堂　代表　

07年度立命館大学学生起業家支援奨励金の受給団体、
「創造堂」の代表である源弘史さん（経済学部4回生）に起業までの道のり、
活動内容などについてお話を聞きました。

■ 源さんが起業しようと思ったきっかけについて、起業までの道のりなどを交えながら教えてください。

　立命館大学に入学後、学生ベンチャー企業の活躍を見たり、環境系のサークル活動など様々なことに興味を持ち、実際に自分でも起業活動を行っていく中で、もっと起業を面白く出来ないかと考えていました。そんなとき学内を歩いていると、掲示板に貼られていた起業家支援奨励金の案内を前にして直感的に「これだ！」と感じ、すぐ応募しました。

　以前から立命館大学に奨励金制度があることは知っていましたが、良いタイミングでこの奨励金と出会うことができたと感じています。学生ベンチャーは簡単に成功できるものではありませんが、本当に熱意のある学生が起業できる環境を与え、実現をサポートしていきたいという思いから、自ら起業を決意しました。その後、2ヶ月間ほど、じっくりプランを練ってから、この奨励金制度に応募しました。

■ 学生のために気軽に起業できるきっかけを創ろうと考え起業されたのですね。では次に創造堂の活動内容について教えていただけますか?

　現在の活動は、フリーペーパーやホームページを使い、地域に密着した情報を発信しています。奨励金の受給を受け、「裏ミナクサMAP」というBKCがある南草津エリアのお店の情報を掲載したフリーペーパーを作成しました。これは新聞の折込チラシとして地域の方に配布され、実際に「とても良かったので、友達にコピーをして配ったよ」などの利用者の声も聞き、上々の反響で嬉しかったですね。

　奨励金の受給以降も、中間報告会や最終報告会などの場で定期的に大学からアドバイスをいただいたり、様々な方と出会える機会を作っていただくなど、大学からのサポートが非常に充実しています。困ったときに相談にのってもらえる場があるのは、とても心強いですね。

　当初は、2、3人からのスタートでしたが、現在ではメンバーが7人まで増えました。しかし、今後もどんどん新しいことに挑戦していきたいと考えているので、まだまだ人手が足りないと感じています。

■ 地域に密着したフリーペーパーを発行されているのですね。僕も次号の発行を楽しみにしています。では、今後の創造堂の将来的な構想について教えてください。

　創造堂としては、自分たちの足を使ってしっかり情報を集め、半年に1回発行しているフリーペーパーを、南草津エリアだけでなく湖南地域や滋賀県の様々な地域で作っていくことを目指しています。また、一方的に発信するだけでなく、読者や利用者に参加してもらえる形で作成していくことで、創造堂が発信する情報が利用者と掲載協力いただくお店、そして作成スタッフの三方にメリットを与えられるように、さらに「創造力」をはたらかせて作っていきたいと思います。ホームページもさらにコンテンツを充実させていく予定です。創造堂の取り組むこの事業が、湖南地域や滋賀県の発展に少しでも貢献できるようにこれからも頑張ります。そして将来的には、起業家を目指す学生などをサポートする事業も行い、実際に起業活動や事業の独立を手助けしていきたいと思っています。その結果、学生ベンチャーをもっと盛り上げ、社会に新しい風を入れていければと思っています。