2021.10.14 TOPICS

樹液発電を用いたワイヤレス植物モニタリングセンサシステム 沖縄県宮古島で実証実験を開始

 立命館大学理工学部の道関隆国教授は、Degas株式会社(東京都渋谷区)、エイブリック株式会社(東京都港区)、株式会社浅井農園(三重県津市)と協力し、無電源農地での植物モニタリングを検証する実証実験を、10月14日(木)より沖縄県宮古島市で開始しました。

 世界の貧困層(1日1.9ドル以下で生活)の人口は、1990年以降の過去約30年間で、20億人から8億人へ減少したとされています。しかしサブサハラアフリカ(サハラ砂漠以南地域)では、逆に貧困層の人口が増加中であり、2030年には、サブサハラアフリカに暮らす人々が世界の貧困層の約9割を占めると予測されています。

実証実験地のパニパニファームキャステム
実証実験地のパニパニファームキャステム

 本実証実験では、道関教授が2012年に考案した「樹液発電を用いたワイヤレス植物モニタリングシステム」を、無電源農地が多いガーナの南国果樹に適用させることを目的としています。ガーナの気候に近い沖縄県宮古島市をフィールドに、カカオやバニラ等を用いて、無電源農地でも植物の状態をモニタリングできるワイヤレス植物モニタリングセンサシステムを構築し、その有用性を検証します。検証を受け、電気や通信インフラが脆弱な地域にシステムを導入し、同地域の農場経営が持続可能な形へ進むことを期待しています。

 現地では今後、日照など環境のセンシングデータや、画像データなどとも組み合わせ、省人化で効率的なシステム開発を目指します。

実証実験の概要

契約期間:2021年7月~2024年6月(3年間)
場  所:パニパニファームキャステム(沖縄県宮古島市)
検証内容:ガーナの気候に近い沖縄県宮古島市でセンサシステムの実用化に向けた開発を進める。

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