浜岡 隆文 教授

運動効果を測定する。

運動が健康に及ぼすメカニズムを解明、人々の健康づくりに貢献する。

運動が生活習慣病などの予防に効果があることは、これまでの研究で証明されている。しかし、「なぜ運動が健康にいいのか?」というメカニズムは、実はまだ解明されていない。「MRI(磁器共鳴画像装置)によって、そのメカニズムの一端を解明することができます」。医師の国家資格を持ち、スポーツ医学や運動処方を研究する浜岡隆文教授はそう語る。

MRIとは、筋肉の大きさや量など、体内の内部の情報を画像化できる装置。立命館大学のスポーツ健康科学部には、MRIをはじめ医療現場で用いられる最新の機器が揃う。「MRIは、運動の前後だけでなく、運動中の測定にも用いることができます。運動の前後、そして運動中の筋肉や心臓などの変化を調べることで、どのような運動によって身体のどの部分が改善されるのか、その因果関係が明らかになるのです」。この研究は、一人ひとりにあわせたオーダーメイド型の運動処方をつくることにつながるという。

「病気は、かかってから治すのは非常に難しいもの。だからこそ、大切なのは予防。個人にあった運動の処方箋をつくることで、人々の健康づくりに貢献していきたいですね」。

浜岡 隆文 教授

浜岡 隆文 教授
主な研究テーマ
運動時の筋代謝、酸素動態の測定評価
KEYWORD
酸素、磁気共鳴分光法、近赤外分光法、筋代謝、筋血流、身体不活動、機能性食品の効果検証
詳しいプロフィール
立命館大学研究者データベース 浜岡 隆文 教授
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