LA研修プログラム(アメリカ)

スポーツ社会専門特殊講義
『アメリカ西海岸でレジャー・スポーツビジネスの最前線を学ぶ』

カリフォルニア州立大学他(アメリカ)

プログラムの概要

このプログラムは、スポーツと産業の結びつきを切り口として現代社会の諸問題を考える内容となっており、産業社会学部の5専攻、どの専門領域からもアプローチすることができる内容となっています。具体的には、長期休暇中に10日間程度、アメリカ合衆国カリフォルニア州へ行き、現地大学での講義受講とフィールドトリップを行います。訪問先では、観光、福祉事業、地域振興、都市開発、ジャーナリズム、ボランティア、青少年育成など非常に多様な領域とスポーツが結びつき、産業として成立している過程を観察し、その社会的、文化的背景まで考察していく、まさに産業社会学部の学際性を反映する特長的なプログラムとなっています。

渡航先での学び・プログラム(例)

ロサンゼルス郡内におけるスポーツ産業を中心としたフィールドトリップと,それらの理解を深めるためのカリフォルニア州立大学における基礎知識および関連領域に関する講義を主なプログラムとして展開する。

○カリフォルニア州立大学における講義
受講対象者が学部2回生以上で,必ずしも英語が堪能ではないことを前提とし,なるべく平易な英語で,講義内容は初学者~中級者向けに設定する。
Module1: Foundations of Sports Management.
Module2: Sport Finance
Module3: Legal and Ethical Issues in Sport
Module4: Governance in Sport
Module5: Sport and Athletics Industry

○スポーツキャリア講義
スポーツビジネスの現場で働く実務家によるスポーツキャリア形成論

○バスケットボール・トレーニング演習
バスケットボールを用いた最新のトレーニング方法・施設に関する体験型演習

○フィールドワーク
   ・ロサンゼルスメモリアルコロシアム視察
   ・ロサンゼルス・エコツーリズム視察:
     グルーバルなスポーツグッズ企業の商業施設見学および,サンタモニカの
     豊かな自然環境を活かしたエコツーリズム
   ・メジャー・スポーツのファンカルチャーやビジネスの現場視察
   ・MLBアーバンユースクラブ訪問
   ・教育&社会福祉&青少年スポーツ現場見学
     訪問大学:『El Camino College/市立エルカミノ・カレッジ』

教員メッセージ

本プログラムは「さんしゃ」の持つ社会学を基盤としながらも広い学際性を有するという教学的特長を活かしたプログラムです。語学留学ではなく、自らの興味・関心に基づくテーマを持って現地へ行き、自分なりのアンテナ、行動力を使って学びを進めます。多くの学生が大きく成長し、後に長期留学する学生もいます。また、現地のスポーツ産業関係者と深い交流関係を築き、それを頼りに現地インターンシップに行ったり、就職活動を展開する学生もいます。このような大学の学びと卒業後の進路まで考えられたプログラムはそうありません。ぜひ、みなさんの参加をお待ちしています。

voice#1

堀内むつみ
(スポーツ社会専攻・2018年度プログラム参加)

プログラムを選んだ理由

スポーツ科/社会学の最先端をいくアメリカで学びたかったため。
スポーツ産業を引っ張っているアメリカで、様々な分野のエキスパートから、 しかも英語で授業を受けることができるこのプログラムは、まさに私が望んでいたものでした。 また、授業だけでなくフィールドワークがたくさん盛り込まれていたのも 決め手となりました。 このような素晴らしい機会があるのだから、参加しないわけにはいかないとすぐに参加を決めました。

プログラムを通して学んだこと

スポーツは、国籍、性別、障がいの有無に関係なく、様々な人々を繋げることができる、大きなパワーを持っているということを肌で感じました。また、コミュニティ・カレッジの、障がいをもった生徒への 充実した サポート体制には驚きました。 “全員 でスポーツを楽しむ環境づくりがいかに難しいかも実感しました。 このプログラムに参加したからこそ経験できたことがたくさんあり、とても刺激的でした。

プログラム参加前と参加後で自身の考え方・行動がどのように変化したか

もともとスポーツ産業に従事したいと考えていたのですが、このプログラムに参加して現地で活躍している方のお話を聴き、 さらにその思いが強くなりました。参加する前に比べて、スポーツに関わる時事問題に対するアンテナをより張るようになりました。 また、 英語学習のモチベーションがアップし、参加後の秋セメスターでは、学部共通の、よりハイレベルな英語の授業を取ったり、言語交換に積極的に取り組んだりしました。

プログラムでの経験を今後どのように活かしていきたいか、進路予定

LA プログラムに参加した時に 、 スポーツ産業 で 活躍 し てい ら っしゃ る 方 か ら 「世界に出ることも大事だが、日本人なのだから日本のこと、アジアのことを深く知っている必要がある。」という アドバイス いただきました。それ をもとに、 今、 3 回 生 後期を休学し、 インドネシアの高校で日本語教師のアシスタントをする プログラムに参加しています。帰国してからは、 LA プログラム、インドネシアでの経験をもとに、これからさらに成長するであろうスポーツ産業について 理解を深め、自分のやりたいことを 追求 していくつもりです。



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