サンディエゴ研修プログラム(アメリカ)

スポーツ社会専門特殊
『アメリカ・サンディエゴ州立大学およびフェニックス近郊における海外短期研修プログラム』

サンディエゴ州立大学(アメリカ)

プログラムの概要

このプログラムは、スポーツと産業の結びつきを切り口として現代社会の諸問題を考える内容となっており、産業社会学部の5専攻、どの専門領域からもアプローチすることができる内容となっています。具体的には、夏休みに2週間、アメリカ合衆国カリフォルニア州およびアリゾナ州へ行き、現地大学での講義受講とフィールドトリップを行います。訪問先では、観光、福祉事業、地域振興、都市開発、ジャーナリズム、ボランティア、青少年育成など非常に多様な領域とスポーツが結びつき、産業として成立している過程を観察し、その社会的、文化的背景まで考察していく、まさに産業社会学部の学際性を反映する特長的なプログラムとなっています。

渡航先での特徴的な学び・プログラム

  1. サンディエゴ州立大学での講義の様子。現地教員とスポーツ社会学的テーマについて議論を深めます。全て英語で行われますが、現地スポーツマネジメント会社員である日本人チューターのサポートに支えられながら、毎日予習・復習に励むおかげでほとんどの人が最後には克服し、議論に参加するようになります。
  2. アメリカ4大スポーツ(MLB、NFL、NBA、NHL)チームのスタジアムやキャンプ地を見学し、関係者の講義を受けます。普段は、入ることのできないロッカールームやマスコミ専用エリアまで見学し、スタジアム運営について説明を受けたり、キャンプ地建設に関わるチーム担当者と行政担当者双方の講義を聞いて、プロスポーツチーム施設を中心とした都市開発、地域振興について学びます。
  3. 地方行政団体観光担当者からスポーツを活用した観光政策について講義を受けます。アリゾナ州スコッツデール市の観光行政担当者から、同市がスポーツイベントを通じてどのように観光客を誘致しているのか説明を受けた後、実際に市のスポーツ施設の見学を行います。
  4. 高齢者コミュニティを視察し、生きがいとしてのクラブ活動について説明を受けます。ゴルフコースや乗馬エリアなどを含め高齢者コミュニティが1つの町を形成しているLaguna Woods Villageにおいて、住民がスポーツを含む多様なクラブ活動を通じて活動的な余暇を過ごす様子、現地自治委員の方より説明を受けます。
  5. マリンスポーツを体験するとともに、環境を活かしたスポーツツーリズムについて説明を受けます。サンディエゴ州立大学の校友会が運営するマリンスポーツ体験施設にて、太平洋に面するビーチでサーフィンやスタンドアップパドルなどのマリンスポーツを実際に体験するとともに、同施設の運営や取り組みについて講義を受けます。

教員メッセージ

本プログラムは「さんしゃ」の持つ社会学を基盤としながらも広い学際性を有するという教学的特長を活かしたプログラムです。語学留学ではなく、自らの興味・関心に基づくテーマを持って現地へ行き、自分なりのアンテナ、行動力を使って学びを進めます。大変ですが、現地チューターや教員、友人のサポートを得ながら、多くの学生が大きく成長し、後に長期留学する学生もいます。また、現地のスポーツ産業関係者と深い交流関係を築き、それを頼りに現地インターンシップに行ったり、就職活動を展開する学生もいます。このような大学の学びと卒業後の進路まで考えられたプログラムはそうありません。ぜひ、みなさんの参加をお待ちしています。

西川晃伸
voice#1

西川晃伸
(スポーツ社会専攻・2012年3月卒業)

プログラムを選んだ理由

アメリカのスポーツ文化を肌で感じたかったから。
スポーツ社会専攻の講義では、度々、日本と欧米諸国のスポーツの比較が行われ、両者の違いがわかっても実感することは難しくありました。そこで、スポーツの社会的地位がまだまだ低い日本に比べ、スポーツ先進国として知られるアメリカでスポーツがどうのように人々の生活に浸透しているかを自分の目で確かめ、体感したかったので、参加を希望しました。

プログラムを通して学んだこと

現地の大学で講義を受けたり、同じプログラムに参加した学生たちと毎晩のように議論をする中で、スポーツにも多様な考え方、価値観、関わり方があることに気付かされ、大きな刺激を得ました。また現地でお世話になった先生方やチューターの方々にはスポーツ産業の現状を教えてもらったり、今後の人生を歩む上での大切なヒントをたくさん頂きました。

プログラム参加前と参加後で自身の考え方・行動がどのように変化したか

スポーツと社会の結びつきの多様さを知り、スポーツイベントやニュース、海外の文化や社会により関心を持つようになると共に、スポーツを通じたコミュニティ作りに興味を持ち、ボランティア活動に参加するようになりました。また、スポーツ産業についても興味がわき、卒業後にスポーツに関わる仕事がしたいと思うようになりました。

プログラムでの経験を今後どのように活かしていきたいか、進路予定

スポーツに関わる仕事に就きたいという思いから、現在、スポーツ行政組織である公益財団法人京都府体育協会に勤め、京都の総合型地域スポーツクラブの普及発展やスポーツ振興全般について携わっています。アメリカでの成功例がすべて日本で活かせるわけではないですが、現地での経験を参考に、京都を訪れる外国人にスポーツを通じて京都を体験してもらう企画やスポーツクラブや選手が地域で自立するための仕組みづくりなどを考えています。スポーツが文化として京都により強く根付くようプログラムの参加経験を活かしながら今後も取り組んでいくつもりです。


池田裕泉
voice#2

池田裕泉
(スポーツ社会専攻・3回生)

プログラムを選んだ理由

スポーツについて学ぶ専門的なテーマを探すきっかけになればいいと考えたため。
大学に入り1年間スポーツ社会専攻の講義を受講するなかで、少しずつスポーツに対して専門的に学ぶ興味が増していましたが、自分でどう勉強していけばいいのかが分かりませんでした。そのとき、このプログラムを知り、将来に向けて、専門的なテーマを探すきっかけを作ることができればと思い参加しました。

プログラムを通して学んだこと

スポーツは社会の様々なものと結びついているということを実例を通して学びました。特に、スポーツと地域との結びつきが強く、カレッジスポーツも地域と強く結びついており、日本では見たことがなく新鮮でした。そして、現地の大学では進んで質問・発言をしていくことの大切さ、英語が上手でなくても、本気なら伝わるということも学びました。

プログラム参加前と参加後で自身の考え方・行動がどのように変化したか

プログラム参加前は何をすべきかわからず、ただ悩むだけで行動に移すことができませんでしたが、参加後は興味があることに積極的に行動できるようになりました。それは現地大学の講義を受ける中で常に自分の考えを持つ姿勢が身についたこともありますが、現地で目標を持って仕事をしている人たちと接する中で、行動力の大切さに気付いたからです。

プログラムでの経験を今後どのように活かしていきたいか、進路予定

今回アメリカへ行き、日本のことすら十分に知らない自分を痛感することで、日本のスポーツのことをもっと学びたいという意思が強くなりました。そこで実際にbjリーグのチームでインターンに参加しました。こうして行動できたのもこのプログラムでの経験が生きていると思います。また、来年度からは地域スポーツやスポーツ産業を扱うゼミへの所属が決まったので、プログラムの参加経験を活かして、さらに専門的に学んでいきたいと思っています。そして、卒業後は今興味のあるスポーツを通じた地域貢献などに携わりたいので、ゼミやインターンを通してより具体的にしたいと考えています。



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