Study Abroad Program(オーストラリア)

Study Abroad Program

サザンクイーンズランド大学(オーストラリア)

プログラムの概要

産業社会学部英語副専攻C群科目の「Study Abroad Program」は、オーストラリアの University of Southern Queensland(UniSQ)で行う5週間の夏期集中研修と、研修前・研修後に本学で行う数回の授業から構成されています。1年次の必修英語科目で培った総合的英語運用能力を基礎として、専門領域で役立つ学術的な英語運用能力を向上させるとともに、講義・リサーチプロジェクト・フィールドトリップなどを通して、現地の社会・歴史・文化の理解を深めます。

また、研修期間中はオーストラリアの家庭でホームステイをします。日常生活で使われる英語表現を学びながら、現地の文化や暮らしを実体験します。

渡航先での特徴的な学び・プログラム

  1. 研修中の講義は、オーストラリアの福祉政策や移民政策をはじめ、多文化社会や現代社会における諸問題を扱います。また、学生は自身の社会学専門領域に関するトピックを選んでリサーチを行い、その成果をレポートとプレゼンテーションで報告します。

    過年度のリサーチトピックの例
    ・Access to Services for LGBTIQ+ Communities in Australia
    ・A Comparison of Movie & TV Rating Systems in Japan & Australia
    ・Aged Care in Australia
    ・AIS — How Australia Develops Elite Sportspeople
    ・How Australia Creates a Supportive Learning Environment for Children with Disabilities
  2. 研修プログラムには、教室での講義の他に、学外へのフィールドトリップも含まれます。さまざまな福祉施設や学校、社会支援団体、放送局などを訪問し、関係者と交流しながら実習体験をします。訪問先は年によって変わる場合があります。
  3. 現地滞在中は、一般家庭でホームステイします。日本語の助けがない環境に身を置いて生活することで、日常英会話の能力を伸ばします。
  4. 渡航前の春学期には、英語学習やオーストラリア社会の基礎知識を身につけるための授業を行い、現地での研修を効率的に進められるよう準備します。また、帰国後の秋学期には現地での研修を振り返り、リサーチレポートの文集や研修体験をまとめたポスターを英語で作成します。このポスターは後日、産業社会学部の学部棟内に公開展示されます。
  • 広くてのどかなUniSQのToowoomba campus
    広くてのどかなUniSQのToowoomba campus
  • キャンパス内には美しい日本庭園もあります
    キャンパス内には美しい日本庭園もあります
  • オーストラリア社会に関する講義を受けます
    オーストラリア社会に関する講義を受けます
  • 各自でリサーチを行い、成果を発表します
    各自でリサーチを行い、成果を発表します
  • フィールドトリップ:難民センターへの訪問
    フィールドトリップ:難民センターへの訪問
  • フィールドトリップ:高齢者への食事宅配サービス
    フィールドトリップ:高齢者への食事宅配サービス
  • フィールドトリップ:ホームレスの方々への食事調理・提供
    フィールドトリップ:ホームレスの方々への食事調理・提供
  • アボリジニ(オーストラリア先住民)の踊りを教わりました
    アボリジニ(オーストラリア先住民)の踊りを教わりました
  •  ホストファミリーに温かく受け入れていただきました
    ホストファミリーに温かく受け入れていただきました
  •  ブリスベンやゴールドコーストでも楽しい時間を過ごしました
    ブリスベンやゴールドコーストでも楽しい時間を過ごしました
  •  研修体験をまとめたポスターを、産業社会学部の学部棟内に掲示しました
    研修体験をまとめたポスターを、産業社会学部の学部棟内に掲示しました

教員メッセージ

国際的に活躍することと英語を使える事は、切っても切り離せません。企業での雇用に際して、英語運用能力の高い人材が求められることも多いようです。英語圏へ留学するのであれば、当然、ある程度の英語力が求められます。この産業社会学部英語副専攻のC群科目「Study Abroad Program」では、観光旅行・英会話スクール・語学留学とは異なり、英語圏に身を置きながら学術的な英語と日常的な英語を学ぶとともに、社会学関連の知識を深めます。これは実際にやってみると難しいかもしれませんが、大学4年間での学びを充実させるためにも、ぜひ挑戦してみませんか。

前田孟宏
voice#1

前田孟宏
(現代社会専攻)

プログラムを選んだ理由

オーストラリアの社会・歴史・文化など、英語を通して異文化理解を進めたかったから。
理由は産業社会学部で社会学を学ぶにつれ、日本とは異なる社会に興味を持ち、幅広い考え方を学びたかったためです。また英語副専攻で英語を週3回学んでいるので、さらに実践的な英語の力をつけたかったからです。

プログラムを通して学んだこと

今回のプログラムでは小学校訪問・高齢者福祉センター・地域の福祉センター・放送局など、たくさんの場所へフィールドワークを通して訪れました。オーストラリアの福祉や現代社会の問題を中心に学んだことで、日本の現状を客観視できるようになりました。僕は特に日本とオーストラリアの年金制度をテーマに調査し、それぞれの特徴や違いを学びました。

プログラム参加前と参加後で自身の考え方・行動がどのように変化したか

参加前は、日本の習慣・文化が当たり前と気がつかずに生活していました。この留学を通して語学力はもちろん、異文化を肌で経験することにより自分とは価値・考え方が違う人やものにも考えて対応する能力がついたと思います。

プログラムでの経験を今後どのように活かしていきたいか、進路予定

プログラムを通して、グローバルな視点・価値観の大切さを実感じました。同時にそれは教科書からはなかなか学習できないとも分かりました。もっと異文化理解を進めたいと思い、今後はイギリスに留学しようと思います。日本・オーストラリアとは更に異なる異文化について、英語を通して学びたいです。


川本晴香
voice#2

川本晴香
(現代社会専攻)

プログラムを選んだ理由

ホームステイの環境でより英語と密接にかかわることができると思ったから。
英語だけの世界に身を置くことでより主体的に英語を学べると思い、このSAPを選んだ。ホストファミリーと一緒に暮らすことで直接的に文化の違いを感じ、理解することもできた。ホストファミリーと過ごした時間は結果的にとてもかけがえのない素敵な時間となった。

プログラムを通して学んだこと

1ヶ月という限られた時間が私にはちょうど良く、決して一人ではなく友人との絆を深めながら快適な環境で英語を学ぶことができたのはとても良い経験となった。今までは英語を話すことに恥じらいを感じていた私も、自信を持って身振り手振りや自分の知っている単語を使いながらコミュニケーションをとることができるようになった。

プログラム参加前と参加後で自身の考え方・行動がどのように変化したか

英語を話すことへの抵抗がなくなり、積極的に英語を話せるようになり自信がついた。文化の違いを直に感じしっかり受け入れて理解できた。当初は不安しか感じていなかったけれど、ある程度余裕もでてきて海外での貴重な生活を存分に楽しんだ。

プログラムでの経験を今後どのように活かしていきたいか、進路予定

今回のSAPを通してもっと英語が好きになったので将来の仕事を考えるうえで、英語を使う職業も候補として探すようになった。海外に旅行した際にも買い物や日常会話には困らないと思うので、今まで以上に楽しめるのではないかなと思う。



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