コラム

夏休みの想い出

長い夏季休暇、みなさんはどのように過ごされたでしょうか。思い起こすと、私自身、大学に入ったばかりの1年時は、2ヶ月の長い期間を、どのように過ごしていいかわからず、ぼんやりしていました。オーケストラサークルに入っていたので、合宿には参加しました。逃れようのない、山間の少年自然の家で、朝から夜遅くまでの練習に、1週間ほど参加しましたが、バイオリン初心者で、なかなかうまく楽器を演奏できるようにならず、きつい経験でした。しかし、夜遅くまで、友だちとおしゃべりして、楽しい時間でもありました。バーベキューをしたときには、みんなが我先に牛肉をとろうと競い合い、生々しいお肉を食べることになったりもして、つらい練習を、笑ってふきとばす勢いがありました。

次の夏には、山小屋行きのバスガイドをしてみたこともありました。バスに乗って山頂に行けば、地上の暑さから離れることもでき、気持ちよいかと考えたのです。実際、とても涼しく、休憩時間に山頂の花畑を歩いたり、鳥を観察したり、観光客の方と話したり、よい時間を過ごすことができました。さらに次の夏には、日中には塾で、夜には懐石料理店で働きました。

そして、最後の夏には、貯まったお金で、イギリスに短期の英語研修ホームステイに行きました。初めての海外。そして一人旅。香港経由でイギリスに向かいました。南東部のヘイスティングスという、小さな街を選択し、アイルランド出身の優しい奥さんが、弁護士のご主人と一緒に迎えてくださいました。午前中に英語のクラスに行き、午後は自由な時間。入ったクラスには、フランスからの高校生、スペインからの主婦、イタリアからの社会人などがいました。なかなか思うように話せず、四苦八苦。しかし、カフェで自国の様子をたどたどしく話し合ったり、住所を交換して、後々まで文通が続いたり(メールなどは、まだなかったので)がありました。ほかに、週末を利用して、ドーバー海峡からホバークラフトに乗って、フランスに渡り、パリで、美術館見学して、世界の絵画に感動したことも、懐かしき、よき思い出です。

社会人になってふりかえると、大学生のときにしか、できないことがあったなあと思います。時間があったからこそできたことが。そんなことも考えながら、みなさんがよい休暇を過ごしてくださったらいいなと思います。

 

 学生サポートルームカウンセラー