スーパーグローバル大学創成支援事業に関する外部評価委員会を開催しました
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立命館大学は、2014年度にスーパーグローバル大学創成支援事業に採択され、そこで掲げた構想の実現に向けて、国際化戦略「グローバル・イニシアティブ」を推進しています。
本学では、外部有識者の評価を得て、取り組みの客観性を保つとともに、大学の国際通用性、開放性、交流性の観点から達成度の成果に関して意見交換を行い、その結果を事業に反映し、さらに質の高い取り組みの展開につなげていくことを目的として外部評価委員会を設けています。第1回目の外部評価を2016年度に受審し、この3月11日に第2回目の外部評価を受審しました。
このたびの外部評価では、アウトカム(アウトプットがもたらす状況の変化、人の行動変容、その他の成果)と関連付けて、事業の成果または発展への課題等の評価を行うこととしました。また、本学が作成したロジックモデルや、補助金終了後を見据えた自走化の計画と進捗について ①国際通用性の強化及び国際競争力の向上と ②財源確保の2つの観点から評価を行って頂きました。
学長からの開会挨拶に続いて、教学担当副学長から本学のロジックモデルでは、中期計画R2030において「グローバル社会への主体的な貢献」を政策目標の一つとして掲げ、「グローバル・アジア・コミュニティの持続可能な発展に貢献する多文化協働人材の輩出」を社会へのインパクトとして示していることが紹介されました。
また、国際部長から、数値目標の達成状況として、外国人教職員や女性教職員の割合、留学生の受け入れや海外派遣人数、外国語による科目数や英語コース数、学生や職員の語学レベル、混住型宿舎の収容人数などについて数値データやグラフを用いた紹介がありました。
外部評価委員からは、オーストラリア国立大学とのデュアル・ディグリー(ダブル・ディグリー)プログラムやアメリカン大学とのジョイント・ディグリー・プログラム(共同学位課程)が正規の課程として安定的に開講されている点等に対して長所としての評価を頂くとともに、今後に向けた課題について示唆に富んだ多面的なご意見を頂戴することができ、学外からの評価の重要性を再認識する非常に有意義な機会となりました。
また、合理化や効率化だけではなく、グローバル・イニシアティブで生み出されたリソースの有効活用も含めて自走化を具体化させ、先進的かつ多様な取り組みのモデルを提起してほしいとの感想を頂きました。
最後に、学長から、本学が歴史的に重んじてきた「ダイバーシティ」の中にグローバル化を進める意義があること、数値を追いかけるのではなく内実化を進めることが重要である旨の認識が示されました。
大学評価・IR室でも、適切な指標づくりやモニタリング等において、支援を進めていきたいと思います。