退任所感
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室長:佐藤 満
2024年度を限りに大学評価・IR室長を退任いたします。2021年度より4年間、務めさせていただきました。その間、2021年度は情報理工学部の木村朝子先生、2024年度は教育開発推進機構の沖裕貴先生に副室長としてお助けいただきました。木村先生が学部の役職につかれたため退かれた後の二年間は一人でしたが、就任したての一年間と最後の一年間を、それぞれ優秀な副室長に支えていただくことができました。
大学評価の作業は重要であることは言うまでもありません。学内での評価・点検のプロセスを進めていくと同時に、定期的に外部の評価に身をさらすようになっており、具体的な教育プログラム、それが組みあがった形の個々の教学機関を含む「部会」、そして大学全体という三つのレベルで、有機的に評価・点検が行えるようシステムが設計されています。したがって、特に三つのレベルの真ん中に位置するそれぞれの部会のところで膨大な作業を進めていただく必要があり、大学評価・IR室の仕事はつまるところ、その作業の督励・援助ということになろうかと思います。この、それぞれの部会とわれわれ評価室とのやり取りはもっぱら大学評価の作業を主管する事業計画課との協働により行っておりました。以前、教学を総攬する役職についていたこともあるせいで、いらざる口出しをしてうるさがられていたのではないかと思うところもないわけではありません。考えてみれば、私がその役職にいたころと比べれば学部の数は二倍以上となり、かなり様変わりしていて、見当違いの老害となっていたのではないかと危惧するところです。扱いにくい室長をよくなだめあやし、支えてくださったと感謝しております。
自己評価委員会の委員長は松原洋子副学長(当時)にお務めいただき、全学レベルの点検・評価を総攬していただきました。また、仲谷善雄学長には毎年、大学改善のためのチェックポイントを提示していただき、年末にその何をどこまで進めたのかを点検する機会をいただきました。学長、副学長の期待にどこまで添えたかは自信のないところもございますが、先生方のご援助には深く感謝申し上げます。
IRの整備強化も任務としたところではありましたが、そこをあまり進められなかったと反省もしております。ちょうどRDP(Ritsumeikan Data Platform)の整備も進んでまいりましたので、後任の室長にはこちらを大いに進めていただきたいと思っています。