この頃の大学評価・IR室

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着任のご挨拶

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天狗先生

 2025年4月に大学評価・IR室長に着任いたしました山下洋一と申します。一般的にIRは,大学などの教育機関において意思決定や計画策定に必要な情報の収集や分析を行う幅広い活動を指しますが,本学での大学評価・IR室では,現在は,学内での自己評価および外部機関による認証評価に関わる業務を主に担っております。大学では,教育の充実,研究力の向上,学生への生活や就職活動への支援,さらには民間企業や海外機関との連携などにおいて,多岐にわたる新たな取り組みを進めています。各学部・研究科や教学部・学生部・国際部・キャリアセンターなどの担当部署がこれらの取り組みを推進するだけでなく,その成果を検証し,その内容をさらに改善する,いわゆるPDCAのサイクルを確実に回すことが求められています。本学では,自己点検・評価報告書を毎年作成することで評価検証を行っており,これがPDCAサイクルの重要な実践であると同時に,大学が数年に一度受審することが義務付けられている外部機関による認証評価への備えともなっています。2025年度は第4期の認証評価を受審する年ともなっております。つきましては,各担当部署の皆様には引き続きご協力を賜るようお願いするとともに,大学評価・IR室の活動へのご支援を重ねてお願い申し上げます。

大学評価・IR室長 山下洋一 


大学評価・IR室 スタッフ紹介
https://www.ritsumei.ac.jp/assessment/faculty/




退任所感

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天狗先生
室長:佐藤 満

 2024年度を限りに大学評価・IR室長を退任いたします。2021年度より4年間、務めさせていただきました。その間、2021年度は情報理工学部の木村朝子先生、2024年度は教育開発推進機構の沖裕貴先生に副室長としてお助けいただきました。木村先生が学部の役職につかれたため退かれた後の二年間は一人でしたが、就任したての一年間と最後の一年間を、それぞれ優秀な副室長に支えていただくことができました。

 大学評価の作業は重要であることは言うまでもありません。学内での評価・点検のプロセスを進めていくと同時に、定期的に外部の評価に身をさらすようになっており、具体的な教育プログラム、それが組みあがった形の個々の教学機関を含む「部会」、そして大学全体という三つのレベルで、有機的に評価・点検が行えるようシステムが設計されています。したがって、特に三つのレベルの真ん中に位置するそれぞれの部会のところで膨大な作業を進めていただく必要があり、大学評価・IR室の仕事はつまるところ、その作業の督励・援助ということになろうかと思います。この、それぞれの部会とわれわれ評価室とのやり取りはもっぱら大学評価の作業を主管する事業計画課との協働により行っておりました。以前、教学を総攬する役職についていたこともあるせいで、いらざる口出しをしてうるさがられていたのではないかと思うところもないわけではありません。考えてみれば、私がその役職にいたころと比べれば学部の数は二倍以上となり、かなり様変わりしていて、見当違いの老害となっていたのではないかと危惧するところです。扱いにくい室長をよくなだめあやし、支えてくださったと感謝しております。

 自己評価委員会の委員長は松原洋子副学長(当時)にお務めいただき、全学レベルの点検・評価を総攬していただきました。また、仲谷善雄学長には毎年、大学改善のためのチェックポイントを提示していただき、年末にその何をどこまで進めたのかを点検する機会をいただきました。学長、副学長の期待にどこまで添えたかは自信のないところもございますが、先生方のご援助には深く感謝申し上げます。

 IRの整備強化も任務としたところではありましたが、そこをあまり進められなかったと反省もしております。ちょうどRDP(Ritsumeikan Data Platform)の整備も進んでまいりましたので、後任の室長にはこちらを大いに進めていただきたいと思っています。

 いささか、簡単ではございますが、退任のご挨拶とさせていただきます。

「大学基礎データ」(2024年度)を掲載しました

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天狗先生

 本学では、2017年度以降、自己点検・評価のモニタリング資料として、毎年度「大学基礎データ」を作成し、内部質保証推進組織である自己評価委員会において確認するとともに、これを踏まえて当該年度の自己点検・評価活動に反映させています。この度、10月の自己評価委員会を経て内容が確定しましたので、webサイトで公表しました。

2024年度に作成した基礎データは、は、2025年度に受審を予定している第4期機関別認証評価の様式を使用して作成し、評価資料の一部として活用することを予定しています。

 

『大学基礎データ』2024年度

https://www.ritsumei.ac.jp/assessment/self_inspection/data.html/

着任のご挨拶

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天狗先生

 20244月に着任しました沖裕貴と申します。

これまで本学の教育開発推進機構に18年間お世話になっていました。この4月以降、教育開発推進機構の特命教授として、大学評価・IR室副室長と教育・学修支援センター副センター長を仰せつかりました。何卒よろしくお願い申し上げます。

研究的にも業務的にも長らくFDに携わってきた関係上、大学評価やIRは自分の専門に近い分野となります。僭越ながら他大学の外部評価や別機関のアドバイザリーボードをいくつか仰せつかったりしたこともあり、大学評価とはどのようなものか、その要諦は何かなどは一定分かっているつもりです。

ただ、今度は立場変わって自らの機関を評価していただく番になります。自分一人が慌てても、はしゃぎ回っても、知ったかぶりをしても何の役にも立ちません。これまで本学が積み上げてきた学生中心の大学つくりとその成果を、全学の教職員、学生さんとともに、分かりやすくまとめ、世間の方々に知っていただくお手伝いをすることが私の役割だと認識しております。

幸い、第4期認証評価は「学習成果を基軸に据えた内部質保証の重視とその実質性を問う評価」と位置づけられ、特に「学生の学びと成長に寄与しているか」や「学生の意見を取り入れているか」が問われています。本学の長所である全構成員自治はもちろん、昨年度、大学評価委員会で評価いただいた点、ご指摘いただいた点なども丁寧に点検・再構成して、本学の特色をさらにご理解いただけるよう全力を尽くしたいと思います。

どうかよろしくご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。

 

大学評価・IR室 スタッフ紹介

 https://www.ritsumei.ac.jp/assessment/faculty/

大学評価委員会「評価結果」の学長への報告について

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天狗先生

本年度の書面評価および実地調査をふまえて、大学評価委員会としての評価結果がとりまとめられ、委員長より学長に報告が行われました。また、評価結果の報告に続いて、意見交換・懇談が行われました。

大学評価委員会からは、本学の取り組みについて長所として評価していただくとともに、中長期計画に関わる分科会や大阪いばらきキャンパスに関する今後への期待をお伝えいただきました。また、今後に向けた課題等について、多くの貴重なご示唆をいただく機会となりました。

ご多忙な中で、本年度の取り組みにご尽力いただきました10名の評価委員の先生方には感謝申し上げるとともに、今後は自己評価委員会を中心に、7年ぶりとなる本年度の外部評価を大学全体の研究・教育等の改善・改革の機会として取り組みを進めることを予定しています。

ブログ44本文写真① ブログ44本文写真② ブログ44本文写真③

1/23 学長への報告の様子

「大学評価委員会」の実地調査について

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天狗先生

20231222日、本学朱雀キャンパスにおいて「大学評価委員会」の実地調査が行われました。学長の諮問機関である「大学評価委員会」による外部評価は2016年以来7年ぶりの開催となり、本年度は10名の学外有識者により構成されています。

実地調査に先立って、1221日には、本学大阪いばらきキャンパスにおいて、実際の学生の様子やソーシャルコネクティッド・キャンパスを体現する建設中の新棟を含めて、教育・研究の現場をご覧いただきました。

実地調査当日は、学生・院生インタビュー、教職員面談、そして大学執行部との意見交換などを通して、本学の自己点検・評価結果の客観性および妥当性や内部質保証の有効性に関する評価をしていただきました。また、中長期計画「R2030チャレンジ・デザイン」で掲げる「新たな価値を創造する次世代研究大学」「イノベーション・創発性人材を生み出す大学」、またそれらを支える「R2030の基盤となるDXの推進」の3つのテーマに関する分科会を設定し、ディスカッションを行いました。

年明けには、評価結果がとりまとめられ、学長に報告されることとなります。本学では、評価結果の内容、また評価過程でのご助言等をふまえて、改善に取り組むことを予定しています。

ブログ43本文写真① ブログ43本文写真② ブログ43本文写真③        12/21 大阪いばらきキャンパス 見学の様子

 ブログ43本文写真④ ブログ43本文写真⑤ ブログ43本文写真⑥         12/22 実地調査の様子

「大学基礎データ」(2023年度)を掲載しました

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天狗先生

 本学では、2017年度以降、自己点検・評価のモニタリング資料として、毎年度「大学基礎データ」及び「基礎要件確認シート」を作成し、内部質保証推進組織である自己評価委員会において確認するとともに、データから明らかになった成果や課題を当該年度の自己点検・評価活動に反映させてきました。この度、7月の自己評価委員会を経て内容が確定しましたのでwebサイトで公開しました。

 7年ぶりに実施する「大学評価委員会」でも評価資料の一部として「大学基礎データ」の活用を予定しています。

 

『大学基礎データ』2023年度

https://www.ritsumei.ac.jp/assessment/self_inspection/data.html/

「大学評価委員会」の実施について

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天狗先生

2023年度は、自己点検・評価および内部質保証に関する評価を行うため、2016年度以来7年ぶりに「大学評価員会」を設置し、外部評価を実施します。

大学評価委員会は、学外の有識者により構成され、大学レベルの外部評価として、本学の中・長期計画の実現を含む今後の方向性について評価やご助言をいただく機会として位置づけています。

現在、「自己点検・評価報告書」の作成を進めており、年末には実地調査を予定しています。

 

参考:大学評価委員会規程


大学基準協会より大学基準等の改定案が公表されました

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天狗先生

4期の機関別認証評価に向けて、大学基準協会より「大学基準」「評価項目」「評価の視点」等の改定案が公表されました。今回は、学生を対象とした意見募集も含まれています。

本学では、2023年度に全学外部評価(大学評価委員会)の開催を予定しています。次期の評価枠組みについても理解を深めながら、引き続き、大学として内部質保証を推進していきます。

 

「『大学基準』及びその解説」等の改定案に対するパブリック・コメントの実施について|お知らせ|公益財団法人 大学基準協会 (juaa.or.jp)


今年度のレビューを実施中です

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天狗先生

今年度は、本学におけるデジタル・トランスフォーメーション(以下、DX)の推進に焦点を当ててレビューを進めています。本学は、教育・研究・学生諸活動という大学の営みにおいて、DXを基盤とした政策展開により、新しい価値の創出を通じて社会に貢献していくことを本学の中期計画「学園ビジョンR2030」で確認しています。20216月には、DXの推進によるR2030の実現を目的として「教育・研究DX推進室」が設置されました。このことも、いかにR2030においてDXの推進が重要かつ喫緊の課題であるかを表しています。そのため、この度のレビューでは、学生支援、教育支援、研究支援を切り口として、本学におけるDXの推進状況について重点的な点検・評価を行い、今後の方向性について展望することとしています。

R2030具体化の最終段階で起こったコロナ禍は、本学を含め日本の教育機関にとっていわば強制的にオンラインによる授業提供を迫ることになったと同時に、デジタル化によって開かれる教育の可能性について認識を深める契機となりました。リアルとデジタルが真に融合した新たな教育モデルの構築が進み、多様化する学習者に向き合う学びのシステムの向上により、次の段階の「学習者中心」の学びを実現することを目指しています。

この度のレビューが、同じくDX推進に取り組まれる他大学の参考にもなるようなレビューになればと思っています。引き続き、ご支援宜しくお願い致します。