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2018年9月中国古典文化講座「夕陽と煙雨―晩唐の詩人・李商隠と杜牧―」

道坂 昭廣 氏(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)

時間:10:00~11:30 (9:30~受付開始)

場所:立命館孔子学院講義室

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中国古典文化講座は、国内の著名な中国研究の専門家を講師に招き、現代を生きる私たちにも大きな示唆を与える中国の、古代から近世の古典や、その現代生活との関係について分かりやすく解説します。

※参加無料・事前申込制(定員:30名)

講座概要・講師紹介

■講座概要

富強を誇った大唐帝国も安禄山の乱後、衰退に向かった。華やかに高揚した心情を歌う盛唐詩、政治を担当する階層としての自覚と自信を反映する中唐詩に対し、晩唐の詩は繊細とされる。晩唐を代表する詩人が李商隠と杜牧である。「夕陽は無限に好し、只だ是れ黄昏に近し」と詠った李商隠、「南朝四百八十寺、多少の楼台煙雨の中」と歌った杜牧、前者は感傷的、後者は叙情的と評される。しかしその詩の底にはともに「やるせなさ」が感じられる。盛唐詩のような威勢の良さはないが、一人の人間の表白として、晩唐の詩には現代の我々が共感できる感情が表現されている。今回は、二人の詩人の作品を中心に、晩唐詩を読んでみたい。

■講師紹介

1985年 京都大学大学院文学研究科修士課程修了
1988年 京都大学大学院文学研究科博士課程中退
2016年 博士(文学)京都大学
三重大学講師・助教授を経て、
1999年京都大学大学院人間・環境学研究科准教授
2012年京都大学同教授


お申し込み方法

ホームページ「文化イベント講座受講申込フォーム」からお申込みください。
※お電話及び窓口でのお申込みはお受けできません。
※お申込み後のキャンセルは、受付メール内にあるキャンセル専用URLからキャンセルをしてください。(お電話でのキャンセルはお受けできません。)


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