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現代中国語セミナー⑤可能補語肯定形の意味と用法

杉村 博文 氏(大阪大学名誉教授)

時間:18:00~19:30(17:30~受付開始)

場所:立命館大学大阪いばらきキャンパス C棟C471

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現代中国語セミナー(全6回)※専門家対象

2018年度、中国語教員、中国語教員を目指している方、および大学院生などを対象とした「現代中国語セミナー」(全6回)を開催しています。
「「初級中国語文法」とその後の中国語文法」という統一テーマのもと、第1回~第3回は各講師が其々自由に話し、第4回~第6回は取り残した問題を中心に、中国語に関わる諸問題を考えます。
1回完結の講座ですので、単発でお申込みいただけます。

メインテーマ:「初級中国語文法」とその後の中国語文法

第1回  5/10 (木)中川正之氏「語彙から文法へ」(終了)
第2回  6/14 (木)杉村博文氏「「初級中国語」とその後の中国語」(終了)
第3回  7/12 (木)木村英樹氏「疑問詞を考える」(終了)
第4回 10/11(木)中川正之氏「日中対照言語学からの視点」(終了)
第5回 11/8  (木)杉村博文氏「可能補語肯定形の意味と用法」
第6回 12/6  (木)木村英樹氏「疑問詞を考える(その2)」


第5回 講座概要

刘月华「可能补语用法的研究」(『中国语文』1980年第4期,246-257)の論旨を辿りながら,可能補語の意味と用法,特にその肯定形の意味と用法について論じる。個人コーパスに基づいた数値にすぎないが,結果形式「记住」と「听懂」をベースにした可能形式の使用状況は次のようになる:「能记住,17;记得住,17;能记得住,4;记不住,43」「能听懂,20;听得懂,38;能听得懂,8;听不懂,203」。否定形の用例が突出して多く,肯定形の前二種の用例が拮抗し,二重肯定形が時折用いられる。この比率はどのような結果形式をベースにしても基本的に変化しない。この状況に合理的な説明を与え,「记得住」タイプの肯定形の意味と用法を正しく位置づけてみたい。


講師紹介

杉村 博文 氏(大阪大学名誉教授)

1951年,徳島県麻植郡(現吉野川市)生まれ。1976年,大阪外国語大学外国語学研究科東アジア語学専攻修了。大阪外国語大学外国語学部教授,大阪大学大学院言語文化研究科教授を経て,2017年3月,大阪大学を定年退職。著書に『中国語文法教室』(大修館書店),『现代汉语语法研究―以日语为参考系』(大阪大学出版会),『現代中国語のシンタクス』(日中言語文化出版社)等。


定員

50名(要事前申込)


参加費用

無料


会場のご案内

立命館大学大阪いばらきキャンパス交通アクセス:https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/oic/
キャンパスマップ:(会場はC棟4階になります)

※会場の大阪いばらきキャンパスには駐輪・駐車場はございません。公共交通機関をご利用の上、お越しください。
※キャンパス内は禁煙となっております。


お申し込み方法

ホームページ「文化イベント講座受講申込フォーム」からお申込みください。

※お申込み後のキャンセルは、受付メール内にあるキャンセル専用URLからキャンセルをしてください。(お電話でのキャンセルはお受けできません。)

※画像をクリックすると詳細(PDF)が表示されます。
セミナー⑤

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