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2018年度同済大学・立命館孔子学院合同セミナーシンポジウム「起業・大学発ベンチャー―躍進する中国、どうする日本?―」
時間:13:30~17:00(13:00~受付開始)
場所:コンベンションルームAP大阪梅田茶屋町 8階Aルーム
立命館孔子学院では、毎年、大阪学堂のパートナー校である同済大学との合同セミナーを開催しています。
同済大学から招聘した専門家と立命館大学の講師陣が連携し、中国文化・言語、社会・経済、また都市・環境問題などについてわかりやすくお話します。
今年は「起業・大学発ベンチャー ―躍進する中国、どうする日本?―」というテーマのもと、日本および中国の識者3名による基調講演ならびにパネルディスカッションを行います。
(※講演は、日本語または中国語・同時通訳で行われます。)
テーマ:「起業・大学発ベンチャー ―躍進する中国、どうする日本?―」
中国政府は現在、起業を奨励しており、急速に台頭する新たな原動力が、経済成長構造を再形成し、生産・生活様式を深く改変し、中国の革新的発展の新たな象徴となっている。中国のベンチャーといえば、AlibabaやTencent、Jingdong等が有名であるが、このセミナーでは、中国における起業、大学発ベンチャーの現状について事例を紹介し、それが中国経済全体にどのような影響を及ぼしているかを報告する。一方、日本における大学発ベンチャー事例として、九州大学や立命館大学における取り組みを紹介する。その上で、日本において今後の起業や大学発ベンチャーを推進していく上での課題について問題提起を行う。<講師>(敬称略・基調講演順)
■黒木 正樹 KUROKI Masaki 立命館大学経営学部教授
■尤 建新 YOU Jianxin 同済大学経済・管理学院教授
■五十嵐 伸吾 IGARASHI Shingo 九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター副センター長/准教授
プログラム
13:00 開場13:30 開会・挨拶
<第1部・基調講演>
13:35 「グラスルーツの起業家育成」 黒木 正樹 氏(立命館大学経営学部教授)
14:05 「中国における庶民の起業」 尤 建新 氏(同済大学経済・管理学院教授)※中国語・同時通訳
14:35 「テクノロジー・スタートアップ輩出のための地域エコ・システム
~福岡にエコ・システムを形成するための九州大学の取り組み」
五十嵐 伸吾 氏(九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター副センター長/准教授)
15:05 休憩
<第2部・パネルディスカッション>
15:25 パネルディスカッション
17:00 閉会
※内容は変更となる可能性もあります。
定員
60名(要事前申込)参加費
無料基調講演概要
■「グラスルーツの起業家育成」 黒木 正樹 氏(立命館大学経営学部教授)2000年以降、技術競争力やユニークな仕組みを提供する中国発のベンチャー企業が誕生し、グローバルレベルでの存在感を示してきている。例えば、高校の英語の教師であるジャック・マー(Jack Ma:馬雲)氏が創業したAribaba.com、元新聞記者の胡氏が創業したシェアリング自転車の「モバイク」など。一方、日本におけるベンチャー企業の展開は、世界市場よりも国内市場の範囲を超えられないモノが多い。関西では、社会問題を解決することを目指す「社会起業家」の育成が地道な成果としては表れてきている。
■「中国における庶民の起業」 尤 建新 氏(同済大学経済・管理学院教授)※中国語・同時通訳
本講演では、中国におけるごく普通のMBA学生による起業のケースを紹介しながら展開していく。中国では、ベンチャーといえば、AlibabaやTencent、Jingdongなどが広く知れ渡っているが、もちろんこのようなビッグ企業による経済社会の発展への貢献は言うまでもないが、一方で、一般の起業者たちのことを忘れてはならない。彼らの努力によって、社会の進歩と経済の繁栄が遂げられたといっても過言ではない。したがって、本講演を通して、日本の来場者に中国の多くの一般庶民の起業ケースを紹介することで、彼らの努力がどのように中国の経済を発展させ、中国経済の更なる飛躍のための確固たる土台を築き上げているかを知って頂きたい。
■「テクノロジー・スタートアップ輩出のための地域エコ・システム
~福岡にエコ・システムを形成するための九州大学の取り組み」
五十嵐 伸吾 氏(九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター副センター長/准教授)
イノベーターズ・ジレンマに直面する既存企業では破壊的イノベーションを実現できない。だから技術系スタートアップの簇業が必要となり、これを支える地域エコ・システムの形成が必然となる。大学は起業家人材の輩出と破壊的イノベーションのシードとなる科学技術の供給源としての役割を担う必要があるが、そのためには「起業家大学」への変革が前提となる。福岡市では、「スタートアップ特区」として承認されエコ・システム形成へに向けた第一歩を踏み出した。九州大学でも2011年にアントレプレナーシップ・センターを設立し統合的な起業家教育を開始している。講演ではエコ・システム形成の前提を確認したうえで九州大学の取り組みについて言及する。
※内容は変更の可能性もあります。
講師紹介
(基調講演順)■黒木 正樹 氏(立命館大学経営学部教授)
Ph.D.(レンセラー工科大学)
専門分野/ベンチャービジネス論、アントレプレナーシップ論
1986年に渡米。
1990年12月ゴンサガ大学MBA取得。
1992年~1995年ネブラスカ州立大学オマハ校国際学部客員准教授。
1995年~1999年3月ニューヨーク州レンセラー工科大学博士課程に在学、経営学Ph.D.(博士学位)取得。
1999年3月より立命館大学経営学部勤務、2007年より経営学部教授、
2008年~2017年3月まで経済産業省「大学・大学院起業家教育推進ネットワーク アドバイザリーボード委員」就任。
2014年4月~現在、厚生労働省実践型地域雇用開発支援ワーキングチーム委員。
■尤 建新 氏(同済大学経済・管理学院教授)
1961生まれ。管理学博士、同済大学教授、博士課程指導、経済・管理学院管理理論・工業工程研究所所長、専門技術二級。
上海大学管理学院特別招聘院長、教授、博士課程指導。
1984 同済大学管理工程卒業
長年にわたり、管理学分野の教育および研究に従事
主な研究分野:品質管理、イノベーション管理・工業工程
1990-1992 同済大学工業管理工程教育研究室副主任
1992-1993 同済大学経済管理学院院長助手兼管理工程系副主任
1993-1998 同済大学教務所副所長
1998-2008 同済大学経済・管理学院院長
2008-2010 同済大学中国科学技術管理研究院副院長
2011.12- 上海大学管理学院特別招聘院長を兼任
教育部管理科学・工程類専門指導委員会委員、中国質量協会常務理事、上海市質量協会常務副会長、上海市管理科学学会副理事長、張江高科独立董事など
■五十嵐 伸吾 氏(九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター副センター長/准教授)
1983年小樽商科大学卒、2005年筑波大学大学院ビジネス科学研究科修士課程修了(MBA)。
UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、2005年九州大学着任。
銀行在籍時は、ハイテクスタートアップスの発掘、審査、成長支援に携わり、300社強のスタートアップを支援してきた。
大学・大学院のための起業家教育推進ネットワーク・アドバイザリーボード委員(経済産業省)などアントレプレナーシップ教育に造詣が深い。現在、日本ベンチャー学会理事兼起業家教育推進委員会委員長。
会場のご案内
会場:コンベンションルームAP大阪梅田茶屋町 Aルーム住所:〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町1-27 ABC-MART梅田ビル8F
電話:06-6374-1109
交通アクセス:https://www.tc-forum.co.jp/kansai-area/ap-umedachayamachi/uc-base/
※会場は8階となります。
後援・協力
【後援】中華人民共和国駐大阪総領事館教育室【協力】大阪市、立命館大学