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2019年2月読書会「手」蕭紅を読む

永井 英美 氏(立命館孔子学院中国語講師)

時間:12:30~14:30

場所:立命館孔子学院図書室

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読書会は原則、隔月で偶数月に開催します。中国の短編小説を日本語訳で読んで感想を語り合い、また作者について学び合います。
中国の小説に興味がある方、本を読むのが好きな方、読書会を通して中国の文化や歴史についての興味や知識を深めるとともに、
楽しみながら勉強を続ける仲間を見つけてみませんか?


作品紹介

蕭紅の代表作の一つ。
染物屋の娘・王亜明は、手が青黒く染まってしまっているために、同級生や教師から侮られ、勉強にもついて行けず、結局は女学校を去らざるを得なくなる。
貧しい中国家庭出身の少女が近代的な教育を手に入れるために受けた試練を、一人称の視点から客観的かつ冷静に主人公を描く。


作者紹介

蕭紅(1911-1942)
黒竜江省呼蘭県の地主の家に生まれる。父親は教育家であったが、いわゆる旧思想の持ち主で、蕭紅が小学校卒業後、ハルピンの女子第一中学校に入学することに強く反対した。「手」という作品はこの中学時代の回想に基づいている。
蕭紅の作品中に描かれた、鋭敏な感性によって描写された東北の自然とその一部としてとらえられた人々の営み、不幸な人々に対する限りない同情の念は、当時から今日まで多くの読者をひきつけている重要な要素である。


テキストについて

現在、二玄社『中国現代文学珠玉選[小説3]』所収の作品を順に読んでいます。
テキスト購入費は参加者負担ですが、現在絶版となっておりますので、古書か、図書館などをご利用ください。また、開始30分以上前にお越しいただければ事務局で作品のコピーをお渡しすることもできます。


定員

15名程度(要事前申込)


参加費用

無料


お申し込み方法

電話、FAX、メール(宛先:koza@st.ritsumei.ac.jp)にて前日までにご予約ください。
※お申込の際は、①お名前(氏名・フリガナ)、②連絡先(電話番号、メールアドレス)、③参加ご希望の講座名・日程を明記ください。

※画像をクリックすると詳細(PDF)が表示されます。
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