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2019年5月中国古典文化講座「近世日中文化交流について考える―江戸時代の中国語学習熱の意味するもの―」
鈴木 陽一 氏(神奈川大学外国語学部中国語学科教授)
時間:13:00~14:30 (12:30~受付開始)
場所:立命館孔子学院講義室
講座概要
犬公方として有名な五代将軍綱吉は中国語を使って中国古典を講じたことがあった。この時期、綱吉と側近の柳沢吉保は、荻生徂徠の意見を取り入れ、中国語会話を学びながら中国古典を学んでいた。また、副将軍光圀だけでなく、御三家はいずれも中国からやってきた中国人を重用し、中国文化について熱心に学んでいたのである。それには実は重大な原因があった。こうした中国語学習熱や中国ブームは全国に広がり、大きな波となって何度も日本文化に影響を与え続けた。その中でも重要な役割を果たしたのは、伊藤仁斎、東涯親子が開いた京都の古義堂である。ここにも中国語学習熱が押し寄せ、人々は中国の小説を教科書代わりに読みふけった。このことが、中国ブームを拡大しただけでなく、日本の小説をも大きく変貌させたのである。
講師紹介
鈴木 陽一 氏(神奈川大学外国語学部中国語学科教授)東京都立大学人文学部卒業
同大学院博士課程単位修了
神奈川大学外国語学部学部長2011~2013
同大学副学長2013~2016
上海師範大学特別招聘教授(現在に至る)
定員
30名(要事前申込)参加費用
無料お申し込み方法
ホームページ「文化イベント講座受講申込フォーム」※お電話及び窓口でのお申込みはお受けできません。
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