これからの講座・イベント

第150回中国理解講座 「中国語における呼称・敬称の選択と呼びかけ行為の実態―― あなたは、青年の李さんを“小李!”と呼べるか?」

小野 秀樹 氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)

時間:13:00~14:30(12:30受付開始)

場所:立命館大学衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館カンファレンスルーム

ツイート Facebookで共有

講座概要

日常のコミュニケーションにおいて、「相手を呼ぶ」という行為は極めて頻繁に行なわれることであり、呼称や敬称の類の語はすべての言語において存在していると言って良いだろう。ただ、目の前の相手を「どう呼ぶか」、さらにその「呼びかけ」にはどういう「意図や意味」が籠められているのかは、決してすべての言語で等しいとは限らない。たとえば中国語の“小李”は、日本語では「李くん/李さん」と訳されるが、“小李”と「李くん/李さん」の意味や使い方は、似ているようで実はいくつかの相違点を有している。
 本講義では、以上の問題意識に基づき、現代中国語(共通語)における「愛称・敬称の用い方」、「親族呼称を用いた呼びかけ」、「対話の最中における相手への呼びかけ」などを具体的なケースとして取り上げ、その実態を明らかにするとともに、中国人の対人関係についての意識や発話における意思と情報伝達の方式について考える。


講師紹介

小野 秀樹 氏(東京大学大学院 総合文化研究科 教授)

1964年神戸市生まれ。神戸大学大学院文学研究科修了。
流通科学大学商学部助教授、東京都立大学大学院人文科学研究科准教授を経て、現在は東京大学大学院総合文化研究科教授。博士(学術)。
専門は現代中国語文法論。2008年と2014年にNHKラジオ「まいにち中国語」の講師を務める。
著書に『統辞論における中国語名詞句の意味と機能』(2008年白帝社)、『中国人のこころ――「ことば」からみる思考と感覚』(2018年集英社新書)など。


定員

50名(要事前申込)→ 55名になりました。(2019.11.13UP)


参加費用

無料


会場のご案内

立命館大学衣笠キャンパス交通アクセス:https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/
キャンパスマップ:(平井嘉一郎記念図書館:1番)※カンファレンスルームは図書館入口を入ってすぐの左手になります。(ゲート手前左側)



お申し込み方法

ホームページ「文化イベント講座受講申込フォーム」からお申込みください。

※お申込み後のキャンセルは、受付メール内にあるキャンセル専用URLからキャンセルをしてください。(お電話でのキャンセルはお受けできません。)


※画像をクリックすると詳細(PDF)が表示されます。
event20191116_large


ツイート Facebookで共有

戻る

Archive