これからの講座・イベント

第179回中国理解講座 「日中韓の『猿蟹合戦』と『シンデレラ』」

鵜野 祐介 氏(立命館大学文学部 教授)

時間:14:00~15:30(13:30~受付開始)

場所:立命館大学衣笠キャンパス洋洋館2階立命館孔子学院講義室&オンラインライブ配信

ツイート Facebookで共有

講座概要

  日本・中国・韓国(朝鮮)において伝承されてきた昔話には共通の話型と見なせるものがいくつもある。今回、国際話型番号(ATU)では「210. 雄鶏と雌鶏とあひるとピンと針が旅にでる」として登録され、日本では「猿蟹合戦」と呼ばれている話と、「510A. シンデレラ」として登録され、日本では「米福・粟福」と呼ばれている話の2つを取り上げて、日中韓の代表話を読み比べる。2つの話型の起源や伝播、3か国における共通性と多様性(独自性)、そしてこれらの背景にある文化や歴史や人びとのコスモロジー(世界観や自然観や死生観など)について探究してみたい。「近くて遠い」と感じている人が多いと言われ、敵対感情や嫌悪感を伴う言動ばかりが喧伝される日中韓三か国の隣人同士であるが、今回の講座を通して、同じ話型の昔話を一緒に読むことで互いの文化や歴史やコスモロジーについてより深く理解し、じっくりと対話するきっかけとなることを願っている。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の為、参加の際、以下の事項についてご理解ご協力をお願いします。
1.ご自宅または職場を出られる前に検温を実施してください。発熱や風邪の症状等体調不良がある場合は、参加をお控えください。
2.施設内(教室内)は必ずマスクを着用してください。また、間隔を空けての着席にご協力ください。
3.教室への入室前に、トイレで石鹸での手洗いをおこない、アルコール消毒をお願いします(消毒液は教室に用意)。
4.施設・教室内での大声での会話、至近距離での会話はお控えください。
5.施設・教室内での食事はお控えください。空き缶、ペットボトルなどのゴミは施設内のごみ箱に捨てずに必ず各自でお持ち帰りください。
6.教室の換気のため、適時休憩を取ることがございます。ご協力お願いします。



講師紹介

鵜野 祐介 氏(立命館大学文学部 教授)

1961年岡山県生まれ。
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。
2004年英国エディンバラ大学にて博士号(人文学)取得。専門は教育人類学。主な著書に『生き生きごんぼ わらべうたの教育人類学』(久山社2000年)、『伝承児童文学と子どものコスモロジー 〈あわい〉との出会いと別れ』(昭和堂 2009年)、『子守唄の原像』(久山社2009年)、『昔話の人間学 いのちとたましいの伝え方』(ナカニシヤ出版 2015年)、『日中韓の昔話 共通話型30選』(みやび出版 2016年)、『子どもの替え唄と戦争 笠木透のラスト・メッセージ』(子どもの文化研究所2020年)、『センス・オブ・ワンダーといのちのレッスン』(港の人2020年)など。アジア民間説話学会日本支部代表。


定員

教室:20名 オンライン:70名(要事前申込)
※オンライン受講一次募集35名・二次募集(10/20AMより)35名


参加費用

無料


お申し込み方法

【注意】教室受講とオンライン受講はフォームが異なります。
講座名の前に【教室受講】【オンライン受講】と記載がありますので、希望される方を選んでお申込みください。

申込ボタン(文化イベント)

※お電話及び窓口でのお申込みはお受けできません。
※お申込み後のキャンセルは、受付メール内にあるキャンセル専用URLからキャンセルをしてください。(お電話でのキャンセルはお受けできません。)
※オンライン聴講をお申込みいただいた方には、前日までに孔子学院事務局から参加方法・Zoomへの招待メールをお送りします。 もし当日になっても届いていない場合は事務局(koza@st.ritsumei.ac.jp)までご連絡ください。


会場のご案内

立命館大学衣笠キャンパス交通アクセス:https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/
キャンパスマップ:(洋洋館:12番)



※画像をクリックすると詳細(PDF)が表示されます。
event20221112_large


ツイート Facebookで共有

戻る

Archive