これからの講座・イベント

2023年1月読書会「奇人と女郎」莫言を読む

永井 英美 氏(立命館孔子学院中国語講師)

時間:12:30~14:30

場所:立命館孔子学院講義室(洋洋館2階)

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読書会は原則、隔月で偶数月に開催します。中国の短編小説を日本語訳で読んで感想を語り合い、また作者について学び合います。
本を読むのが好きな方、現代中国の小説に興味がある方、読書会を通して中国の文化や歴史についての興味や知識を深めるとともに、
楽しみながら勉強を続ける仲間を見つけてみませんか?

※感想を話し合いますので、事前に作品を読んでご参加ください。

作品紹介(冒頭)

 民国の初め、高密県東北郷に一人のかっこいい人物が現れた。姓は王、名は博、字は季范。のちの人々は、多くは季范先生と呼んだ。
 わたしの曾祖父さまは十五の歳にこの季范先生の家で小使いをしていた。そこで、わが一族に季范先生をめぐる逸話があまた伝わることになったわけだが、そうした逸話を話してくれるときの祖父さまが鼻高々で乗ってくるのも、曾祖父さまが王家で使い走りをしていたからである。季范先生の逸話を話す段になると、祖父さまは開口一番、こう言うのだった――おまえたちの曾祖父さまは、その時分、季范先生のところで働いておってな……


作者紹介

莫言 ばくげん (1955 – )
山東省高密県(現在の高密市)の人。文化大革命(1966~76)中に小学校を中退、1976年人民解放軍に入隊。1981年に創作を始め、農村の驚異的なる現実を描き出す独特の魔術的リアリズムの境地を開いた。解放軍芸術学院卒業、文芸学修士。北京師範大学創作センター主任、中国作家協会副主席。2012年にノーベル文学賞を受賞した。


テキストについて

NHK出版『白い犬とブランコ 莫言自選短編集』吉田富夫訳 定価1,870円(ISBN978-4-14-005436-9)所収の作品を順に読んでいます。(テキスト購入費は参加者負担となります)
一回参加してからテキストを購入したいというお試し参加も歓迎します。事務局にご相談ください。


定員

10名程度(要事前申込)


参加費用

無料


お申し込み方法

電話、FAX、メール(宛先:koza@st.ritsumei.ac.jp)にて前日までにご予約ください。
※お申込の際は、①お名前(氏名・フリガナ)、②連絡先(電話番号、メールアドレス)、③参加ご希望の講座名・日程を明記ください。

※画像をクリックすると詳細(PDF)が表示されます。
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