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2017年度「孔子学院の日」映画講演会「30年目の『紅いコーリャン』」

三須 祐介 氏(立命館大学文学部准教授)

時間: 13:30~16:00 (13:00~受付開始)

場所:立命館大学衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館シアタールーム

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今年度も「孔子学院の日」を記念し、9月30日(土)に映画講演会を開催します。
30分の講義に加え、映画全編を鑑賞、終了後に質疑応答というスタイルで、映画を、より深く理解し、楽しむことができます。

★参加無料・事前登録制

上映映画情報

■作品
「紅いコーリャン」(原題:紅高粱)(1987年・中国・91分・日本語字幕)

■主演
コン・リー(鞏俐)
チアン・ウェン(姜文)

■監督
チャン・イーモウ(張芸謀)

■概要(Wikipediaより)
「紅」を基調とした鮮烈な映像美が特徴で、神話的なエピソードを交えながら物語は語られる。
特に強烈な色彩を強調した映像は、後の張芸謀(チャン・イーモウ)・鞏俐(コン・リー)
コンビによる作品である『菊豆(チュイトウ)』『紅夢』『上海ルージュ』にも特徴的である。
この映画は、国外でも大きな反響を呼んだが、中国国内でも賛否両論が巻き起こり、
「『紅いコーリャン』現象」と呼ばれるほどだった。中国映画史の中でも時代を画する作品の一つだと言える。
1988年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したほか、百花奨・金鶏奨でも最優秀作品賞を受賞している。

■あらすじ(Wikipediaより)
1930年代末の中国山東省。私(語り手)の祖母・九児(コン・リー)は、ラバ1頭で父に売られ、
親子ほど年の離れたハンセン病患者の、造り酒屋の男の元に嫁ぐことになる。御輿で嫁入りに
向かう途中、彼女は強盗たちに襲われるが、御輿の担ぎ手・余占鰲(チアン・ウェン)に救われる。
実家に里帰りして、再び嫁ぎ先に向かう道すがら、再び強盗が彼女を襲うが、その正体は余占鰲だった。
お互いに惹かれあっていた2人は、コーリャン畑で結ばれることになる。やがて夫が行方不明となり、
造り酒屋を継いだ九児は余と結婚。コーリャン畑で結ばれた日に身ごもった子供・豆官も生まれ、
幸せな日々が続くのだが、やがてそこに日本軍が侵攻してくる……。


講座概要・講師紹介

■概要
「30年目の『紅いコーリャン』」
第五世代の代表格ともいえる張芸謀の初監督作品『紅いコーリャン』が製作されたのは1987年。
圧巻の映像美は多くの観衆に深い印象を残し、88年のベルリン映画祭では金熊賞に輝いている。
あれから30年──。
その間、張芸謀も主演のコン・リーもそれぞれ中国を代表する名監督、大女優となり、原作の
莫言は2012年のノーベル文学賞に輝いた。背景となっている日中戦争や、賛否両論の当時の評価、
80年代における第五世代の斬新な表現手法など、作品をめぐるあれこれを紹介したい。


■講師紹介
1970年静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇)専攻博士課程満期退学。
広島経済大学准教授を経て、現在立命館大学文学部准教授。2010年4月-11年3月、台湾・
中央研究院中国文哲研究所訪問学人。小説翻訳に胡淑雯著『太陽の血は黒い』(あるむ、2015)、
論文に「明滅し揺らめく欲望─林懐民「赤シャツの少年」を読む─」(『野草』第90号、2012)、
「胡淑雯『太陽の血は黒い』試論:『超級大国民』及び『欲望という名の電車』との関連から」
(『植民地文化研究』14、2015)など。


会場のご案内

立命館大学衣笠キャンパス交通アクセス:https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/
キャンパスマップ:(平井嘉一郎記念図書館:1番)※シアタールームは入口を入ってすぐの左手にございます。(ゲート手前左側)


お申し込み方法

ホームページ「文化イベント講座受講申込フォーム」からお申込みください。


※画像をクリックすると詳細(PDF)が表示されます。
チラシ

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