教員紹介
‐TEACHER‐
荒木 寿友 教授
- 担当科目
- 「授業デザインの理論と方法」、「道徳科内容開発研究」、「開発教育プロジェクトの実践と課題」、「教育実践高度化演習」、「教職専門研修」他
教師という仕事のやりがいとは?
教師の仕事のやりがい、それは「現在から未来を創造する」というところにあると考えています。どの仕事もそれは言えるのかもしれませんが、とりたてて教師は、目の前の子どもたちの今を考え、これから生きていく未来を視野に入れて職務に取り組んでいくという非常にクリエイティブな仕事だと思っています。成果は見えにくいかもしれませんが、私たちの未来の形成を最前線で担っている仕事だと思っています。
また、教師が謙虚に学び続けることを忘れなければ、一生涯に渡って成長し続けることが可能です。子どもたちの成長を実感し、自分自身の成長も感じることができる、そこにも教師という仕事の魅力があると考えています。
担当科目を受講することで、どのような力が身につくのか?
私の担当科目では、いかにして教育理論や教育政策を学校教育現場において用いていくのかということを一貫して念頭に置いています。また、教育政策を鵜呑みにするのではなくその背後にある考え方にも意識を巡らせ、視野を広げていくことを考えています。
授業やプロジェクトをつくっていくことは、学びと活動、そして積極的な関与(情意的な側面)という三点をその要素として含むことが考えられますが、現在の学校教育はやや学びに向かう楽しさが軽視されていると言えなくもありません。楽しく学ぶためにどうすればいいか、学びにおけるワクワク感をもたらす授業づくりを心がけています。
教職研究科(教職大学院)を目指す方へメッセージ
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- ■学部生へ
- よい教師になるためには、教育活動において広い視野を持ちながら積極的に悩むことが大切です。うまくいかないときに、はじめて自らの教育実践をふりかえることが可能になり、ふりかえることによって教師としての成長の一歩が踏み出せます。学部時代の教職課程では十分に捉えることのできなかった教育実践を、教職大学院では意味のある学びへと昇華させることが可能です。教育現場で必要とされる「しなやかなたくましさ」を私たちと一緒に育んでいきましょう。
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- ■現職教員の方へ
- 日々の教育活動、本当にお疲れ様です。矢継ぎ早に起こるさまざまな出来事を十分にふりかえる時間もなく、また次の出来事に関わっていく、そんな毎日を送っているかと思います。即断即決の毎日からちょっと距離を置いて、改めて教育についてじっくりと考えてみる、そんな時間を共有できればと思っています。熟慮してみることではじめて見えてくる子どもの姿、そして自分自身の在り方があるかもしれません。その姿が見えたときに、先生方の教育実践は変わってくると思っています。共に学んでいきましょう。