多文化共生と地域開発に関心をもって学んだ4年間。卒業後はITやDXといった新しい技術を活用し、一つでも多くの地域が未来に希望を持てる環境づくりに貢献していきたい。
平川 夏帆 さん
国際関係学専攻 4回生
卒業を目前に控えた4回生の平川さんに4年間の学生生活と卒業後の目標についてお話を伺いました。
国際関係学部を志望した理由を教えてください。
平川高校時代のオーストラリア留学が私の進路選択に大きく影響しました。2週間という短い期間ではありましたが、ホームステイと現地の高校への通学を通して、多様な人種やバックグラウンドを持つ生徒たちが同じ教室で学び、学校は生徒も教員も17時には終わるなど、それまでの自分の固定概念とは異なる働き方や共生の在り方を経験しました。そして、自分の「当たり前」が世界では決して普遍的ではないこと、自分がいかに無知であるかということを痛感しました。
この経験から、世界の政治、文化、国際情勢に関して学びを深め、視野を広く持って思考できる大人になりたいと考え、留学も視野に入れながら多角的に世界の理解を深められる国際関係学部への進学を志すようになりました。
学部ではどのようなことに関心を持たれて学ばれましたか?
平川学部では、主に多文化共生と地域開発に強く関心をもって学びました。
2回生時に全員が受講するグローバル・シミュレーション・ゲーミング(GSG)の授業では、ベトナムの書記長役を務め、発展途上国の立場から見た他国との共生の在り方や地域開発の道を考えることができました。
4回生で取り組んだ卒業研究では、日本の教育を用いた地域活性化に関心を持ち、島根県立隠岐島前高校で発足し、高校のカリキュラム改革や島留学を通して生徒数を増やした「高校魅力化プロジェクト」について研究を行いました。

在学中に海外長期留学に参加されたと伺いました。留学先ではどのような学びがありましたか?
平川カナダ・バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学に8か月間留学しました。
現地では、ボランティアでカフェを運営する学生団体に所属し、他国からの留学生や現地学生と協働しながら活動しました。多様な価値観を持つ仲間と意見を交わす中で、自分の考えを相手に伝える力や、相手の背景を理解しようとする姿勢の大切さを学びました。
大学の授業では、カナダの先住民の歴史と現代社会における課題について学びました。移民や植民地支配の歴史を踏まえ、多文化共生を目指すカナダ社会の取り組みを「内側の視点」から理解することができました。
この留学での経験を通して、多文化共生は単なる理念ではなく、歴史的背景や社会構造への理解を前提として成り立つものであると実感しました。
国際ボランティアサークルでの活動について教えてください。
平川私が所属している国際ボランティアサークル「Rits BLOH」では、10年以上続く「五箇山プロジェクト」のリーダーを務めました。本プロジェクトでは、富山県の五箇山地域で3泊4日滞在し、農作業や雪かき、地域行事の運営補助などを行いました。あたたかく迎えてくださる地域の方々に恩返ししたいと思い、「いかに五箇山地域の魅力をメンバーに伝え、地域の方々との交流を深められるか」を常に意識し、SNSの運用や夏祭りの運営への参加など、これまでにない新しい挑戦を重ねました。
この活動を通して、年齢や立場を超えた人とのつながりの大切さ、そして自然と共生しながら暮らす人々のたくましさに触れました。同時に、ボランティアという立場だけでなく、社会人としても地方の課題解決と魅力発信に関わりたいと志すようになりました。

卒業後の目標を聞かせてください
平川卒業後は、「地方からわくわくできる未来を創造できる社会の実現」を目標に、通信会社で法人営業としてDXを通じた地方創生事業に携わる予定です。
大学での学びやサークル活動を通して、地方には多くの魅力や可能性がある一方で、過疎化や担い手不足といった課題に直面している現実も知りました。現地での活動を通して、地域の方々が未来に対して不安を抱えている場面に触れたことが強く印象に残っています。その経験から「誰もが挑戦したいことにわくわくしながら向き合える社会」に貢献したいと考えるようになりました。ITやDXといった新しい技術を活用し、地域の可能性を最大化する提案を行うことで、一つでも多くの地域が未来に希望を持てる環境づくりに貢献していきたいと考えています。
国際関係学部を志望する受験生に対してメッセージをお願いします。
平川国際関係学部は、自分の視野や価値観を大きく広げてくれる場所です。新しい世界に飛び込み、多様な価値観に触れる中で、自分の可能性も広がっていきます。ぜひ、わくわくする気持ちを大切に、挑戦したいことに全力で挑んでみてください。

2026年3月更新
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