
留学しなければ出会うことのなかった仲間に囲まれたロンドンでの留学生活。将来はイギリスの大学院にチャレンジしたいと考えています。
下村 向日葵 さん
国際関係学部 3回生
海外留学プログラム制度を利用し、念願のロンドン大学SOASへの交換留学を経験された国際関係学専攻3回生の下村さんに留学先での出来事や学び、そこからのご自身の気持ちの変化についてお話を伺いました。
立命館大学国際関係学部を志望した理由や入学前に学ぼうと思っていたことを教えてください。
下村私が立命館大学国際関係学部を志望した理由は、英語で学べるグローバルスタディーズ専攻という環境に身を置きながらもっと世界について知りたいと思ったからです。高校時代に環境問題などの国際問題に興味があったことから、もっと世界情勢に詳しくなって問題解決の役に立ちたいと感じていました。また模擬国連に参加したこともあり、グローバルシミュレーションゲーミングなど実際の問題に対して、様々なバックグラウンドを持った仲間と共に立ち向かえる場所が欲しいと思い、立命館大学国際関係学部を志望しました。
ロンドン大学SOASを交換留学先として選んだ理由はどんなところにありましたか。
下村ロンドン大学SOASを選んだ理由としては、やはり政治的な国際関係の最先端が学べる場所だと感じたからです。SOASではデモなどがたくさん起こるのですが、ロンドンの中心で世の中の流れを感じながら、世界中から集まる留学生と共に学ぶ環境に、怖さと共にワクワクしたことを覚えています。他には環境やジェンダー学、また中国語の勉強の観点から、シンガポール・ヘルシンキ・アメリカなども留学先として考えていました。
留学中、印象に残った出来事について教えてください。
下村SOASではアフリカの授業の中で直にナイジェリアからの留学生に実際の国の状況について教えてもらったり、逆にアジアの授業では自分の経験を話したりと多様性を日々感じていました。普段は仲の良い友人でも、授業中は白熱した議論になって意見を言い合い、授業が終わっても話が終わらずそのままランチになるなど日本ではあまりない経験ができたと思います。
また留学中はジェンダー論の授業とフェミニストサークルに参加し、様々な国籍・年齢のメンバーとリアルな問題まで深く話し合う経験をしています。国の違いにおいて新しい視点を知り、自分の感じていることは他の国でも起きているのだと実感する場面も多く、ディスカッションに非常に熱が入ることもありました。
さらに、ロンドン中心部ならではの話ですが、AIの父と呼ばれるジェフリー・ヒントン氏のお話を聞くことができたのも強く印象に残っており、政治学以外の分野でもたくさんの発見がありました。これからの国際関係学においてもテクノロジーの活用は大切であると強く気付かされました。時期的なことで言うと、私が留学している際に国王の戴冠式があったため、それを見ることができたのは、自分の人生において大変大きな出来事でした。イギリスという国を身に染みて感じることができました。
留学の経験や学びを今後どのように活かしたいとお考えですか。
下村私は現在、イギリスの大学院に進むことを考えています。ロンドンでの留学は本当に山あり谷ありで、イギリスが嫌になったこともありますが、今では自分のもう一つの故郷だと感じるほどです。大学院では環境経済学を志望しており、政治的・経済的要因によって環境汚染に苦しめられている人を助けられる人材になりたいと思っています。大学院に進むことは留学しなければ考えなかったことなので、学士のうちに交換留学に参加することができとても感謝しています。大学院進学は私にとってとても大きなチャレンジであるため不安ですが、自分のベストを尽くしたいと思います。
交換留学を考えている在学生、国際関係学部を志望する受験生に対してメッセージをお願いします。
下村留学先では勉強はもちろんですが、そこで出会えた人たちに私は大変感謝しています。留学中、私はとてもやる気に満ち溢れた友人たちに囲まれ、留学に挑戦せずにいたら出会えなかった人たちがたくさんいることに気付かされました。立命館大学国際関係学部では、勉強・語学から経験までたくさん学ばせていただきました。特に留学によって、自分の人生に対する考え方が大きくが変わったと感じているので、みなさんもぜひ挑戦してみて欲しいです!
2023年12月更新
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