日本初上陸の運搬ロボット「Marble」稼動 三菱地所株式会社とロボット活用実証実験を実施

2019.05.08 TOPICS

日本初上陸の運搬ロボット「Marble」稼動 三菱地所株式会社とロボット活用実証実験を実施

 5月1日から8日にかけて、学校法人立命館と三菱地所株式会社は、びわこ・くさつキャンパスにて日本初上陸の運搬ロボット「Marble(マーブル)」や清掃ロボット等を実際に稼働させた実証実験を行いました。本実証実験は、ロボットを活用した次世代型の施設運用管理モデルの構築を目指すことを目的に、三菱地所株式会社との間で締結した「戦略的 DX(デジタルトランスフォーメーション)パートナーシップ協定」に基づく取り組みです。

 本取り組みは、教育施設の管理効率化を実現し、教育という新たな領域に新しい価値を提供することによって、未来社会の創造に向けた最先端テクノロジーの活用、および人とロボットの協業実現の教育・研究および実用化につなげていくことを目指しています。

 今回は、日本初上陸となる運搬ロボット「Marble」、運搬ロボット「EffiBOT」、清掃ロボット「Whiz」をキャンパス内でそれぞれ稼働させ、教育・研究および実用化に向けた取り組みを行いました。

日本初上陸の運搬ロボット「Marble(マーブル)」

清掃ロボット「Whiz」

 「Marble」は、米国から日本に初上陸した自律走行可能な運搬ロボットです。
 マッピングすると屋内外にて自律走行が可能なため、ボックス内に荷物を入れて目的地まで自動運搬することができます。広大なキャンパスにおける効率的な運搬手段としての利用が見込まれます。

 「EffiBOT」は人を追従する運搬ロボットであり、1台で最大300kgまで運搬することが可能です。重量がある荷物を大量に運搬することが多いキャンパス内において、体格等によらず、事前準備無しに誰でも重い荷物の運搬が可能となることから、運搬作業の効率化が見込まれます。

 「Whiz」は手で押して移動したルートを自動で学習し、2回目からは自動運転で清掃を行うことができます。障害物は各種センサーで感知して避けて清掃し、清掃結果を画面で確認することができます。床の清掃面積が大きいキャンパスにおいては、Whizが床を自動清掃中に清掃員は手作業が必要な清掃を行うことで、時間短縮を行いながらも清掃の質を高められます。

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