「国際SDGs Food バトル」開催
6月9日・16日の2日間、立命館大学の学生団体「SDGsフードプロジェクト」が草津市立市民交流プラザにおいて、「国際SDGs Food バトル」を開催しました。各日、地域住民を含むのべ70名が参加しました。
今回のイベントは、食を通した異文化コミュニケーションを促進することにより、SDGsの目標のひとつ「住み続けられるまちづくり」に貢献することを目的として開催されました。
1日目は、主催団体が調理したメニューを試食し、宗教的に許されている食べ物とは何かについて参加者全員で学びました。
2日目は、4チームに分かれて、多様な価値観・文化の観点から、食品の買い出し、レシピ開発、調理を行いました。コンテストでは、料理の味付けや盛り付けだけでなく、SDGsのどの目標に向けて作られたかといった観点も評価項目に入れ、得点を競いました。
審査員は、食マネジメント学部 和田 有史教授、小沢 道紀准教授、(株)クレディセゾン 石田 明さん(本学大学院課へ出向中)、地域住民のアミルさんが務め、学食部門、おもてなし部門、審査員特別賞、協賛企業賞の4部門の表彰を行いました。
学生たちは、酢の代わりにレモン汁を使ってチキン南蛮を作ったり、肉を使わない魚介カレーを作ったりと誰もが安心して食べられるレシピを考案。参加者の経済学研究科2回生のアハメド ムン ムンさんは、「今回のイベントでつくった様々なレシピを家でも再現してみたい」と話しておられました。団体代表で情報理工学研究科3回生の山田 泰己さんは、「こういったイベントが異文化理解に繋がればいい。それがSDGsへの理解にも繋がるはず」と語ってくださいました。
※本取り組みは、草津市国際交流協会、(株)毛髪クリニックリーブ21 、草津市、草津市教育委員会、(株)クレディセゾン、(一社)SOFIX農業推進機構、草津おみやげラボ(代表 大塚 佐緒里氏)、草津市内の複数の農家の方など、多くの方の協力・協賛を得て、実施しました。
今後の活動の抱負 団体副代表 (生命科学部4回生 切田 澄礼さん)
今回開発したレシピは今後も改良を続け、生協でのメニュー化や立命館大学のお土産化に向けて、今後も改良を続けていこうと考えています。また、このようなイベントを継続して行っていき、より多くの方と繋がり、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」を達成すべく、誰もが住みやすいまちを「食」から作っていきたいと考えております。