京都府絶滅寸前種「フジバカマ」の苗を、今年も御室小学校に定植
2024年7月6日(土)、御室小学校(京都市右京区)で、立命館大学の学生・教職員、近隣住民、京福電気鉄道株式会社の社員で構成される「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」がフジバカマの苗を移植する取り組みを行いました。
フジバカマは、古来「秋の七草」の一つとして数えられ、その小さな藤色の花にはチョウ「アサギマダラ」が集まることで知られています。しかし、近年は環境の変化等でその数が激減。京都府では絶滅寸前種に指定されていることから、沿線の緑化活動に取り組む京福電気鉄道株式会社と、環境保全に取り組む(※)立命館大学が提携し、2021年5月より「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」として保全活動を行っています。
この日は晴天に恵まれ、集まった御室小学校の児童14人のほか、学生やプロジェクト関係者など約14人が、うっすらと汗をにじませながらフジバカマの苗をポットから花壇へと移し替えました。参加者たちは和やかに交流しながら、アサギマダラの飛来する秋に思いをはせていました。
今後も、大学と地域が一体となり、フジバカマの保全活動に取り組んでまいります。
(※)絶滅寸前種のフジバカマの保全活動は、SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」への達成を目指すとともに、地域連携で取り組むことがSDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」を目指すという認識のもと、取り組んでいます。