10月19日（土）、グランドプリンスホテル京都にて、理工学部、情報理工学部、生命科学部、薬学部と4学部の同窓会連絡協議会合同企画『理工系学部の新展開と日本の科学技術の挑戦』が開催され、本学学生や校友ら200名が参加しました。
　びわこ・くさつキャンパス（BKC）は今年で開設25周年を迎えました。開設と同時に理工学部はBKCに拡充移転し、社会のニーズを的確に捉え、大胆な発想のもとに教育・研究・産学連携の分野で新展開を果たし、理工系一大拠点を形成しました。本企画では、理工系学部の新展開を紹介するとともに、日本の科学技術の挑戦のシンボルであるJAXA（国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構）で、現在「はやぶさ2」プロジェクトを推進する宇宙科学研究所の國中均所長にお越しいただき、「JAXA宇宙科学研究所の太陽系宇宙探査計画～はやぶさ/はやぶさ2小惑星探査から深宇宙探査船団へ～」をテーマにご講演いただきました。
　ご講演では、國中均所長から宇宙探査機の推進原理、惑星への接近方法、惑星探査の目的、はやぶさ・はやぶさ2プロジェクトの詳細、宇宙科学と生命科学の協創、JAXAの今後のミッションなどについて、熱くお話いただきました。純国産技術による未踏の世界への挑戦ならびに新しい科学を切り拓くパイオニア精神に満ちた感銘深いご講演は、参加者一同において日本の科学技術に誇りと勇気を持ち得るものでありました。そして今後の理工系学部の進展にとって大きな指針となりました。