ゲーム研究センターが「2020デジタルアーカイブ産業賞」を受賞
このたび、立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)で構築・公開しているRCGS Collectionがデジタルアーカイブ推進コンソーシアム(以下、DAPCON)による2020デジタル アーカイブ産業賞技術賞を受賞しました。本賞は日本におけるデジタル・アーカイブ産業振興に寄与した活動に与えられる賞です。
RCGSコレクションは立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)が2011年に設立して以来蒐集してきた14000点以上のゲーム及びゲーム関連資料をLinked Open Dataとして再構築し、2019年に公開したものです。作品、組織、作者、ゲームプラットフォームなどの情報が標準技術を用いたメタデータとして提供され、だれでも資料や作品の関連データを検索・閲覧することができるものです。
今回、「ゲームという幅広く使われる分野のデータを、研究資料としてだけでなく、新規ゲームの開発や流通に寄与する可能性がある」として、デジタルアーカイブ産業に資する革新的な技術・手法・サービス・機材・システムを対象とする「技術賞」を受賞しました。
授賞式は2021年2月2日にZOOM開催にて行われ、青柳正規DAPCON会長 (多摩美術大学理事長・前文化庁長官)らの挨拶・対談に続いて、各受賞者が登壇しました。RCGSを代表して、メンバーの福田一史 先端総合学術研究科 授業担当講師がトロフィーを授与され、授賞プレゼンテーションを行いました。
福田一史 講師のコメント
今回、ビデオゲームのオンライン目録サービス「RCGS Collection」が、デジタルアーカイブ産業賞(技術賞)を受賞いたしました。
これまでに支えてきてくださった先生・職員・データ作成スタッフの皆様に感謝申し上げます。
本サービスは立命館大学ゲーム研究センターで長年に渡り進めてきたゲーム保存活動の一環として、アクセシビリティの向上を目的に開発したものです。今後、より多くの人に活用していただきゲーム研究の一つの基盤となり得るよう、引き続き研究を進め、より良いサービスが構築できればと思っております。