立命館大学が「スーパーグローバル大学創成支援(SGU)」事業の令和2年度中間評価でA評価を獲得
立命館大学は、このたび「スーパーグローバル大学創成支援(SGU)」事業の令和2年度中間評価において、前回(平成29年度)の中間評価に続きA評価を受け、これまでの取組を継続することによって、事業目的を達成することが可能、と判断されました。
当事業は、平成26年から文部科学省が実施しており、日本国内の高等教育の国際通用性・国際競争力の向上を目的に、海外の卓越した大学との連携や大学改革により徹底した国際化を進める、世界レベルの教育・研究を行うトップ型大学(タイプA)13大学と、我が国の国際化を牽引するグローバル化牽引型大学(タイプB)24大学に対し、重点支援を行うものであり、本学はタイプBに採択されています。
本学では、アジアという共同体が抱える共通の課題解決に向け、「グローバル・アジア・コミュニティに貢献する多文化協働人材の育成」を目標に掲げ、その実現に向け、「国際通用性」「開放性」「交流性」の3つの視点から、教育・研究、学生諸活動、教職員・組織、ガバナンスなどにおけるさまざまな改革を進めてきました。
今回の中間評価では、「立命館大学において、特に成果を上げているのは、海外大学との共同・連携による教育プログラムの展開である。大連理工大学との国際情報ソフトウェア学部、中韓とのキャンパス・アジアプログラム及びアメリカン大学とのジョイント・ディグリープログラム(国際関係学部アメリカン大学・立命館大学国際連携学科)などの経験を基として、令和元年にはオーストラリア国立大学とのデュアル・ディグリー・プログラム(グローバル教養学部)を開設し、順調に展開させていることは高く評価できる」とのコメントが付されました。
また、本学では「立命館大学グローバル・イニシアティブ推進本部」の下、海外留学科目群の全学への拡充、外国語による授業科目数や外国語のみで卒業できるコース数の豊富化、各キャンパスにおけるBeyond Borders Plaza(グローバル・コモンズ)の開設など、全学を挙げてグローバル化を推進してきました。さらに、2030年を見据えたR2030中期計画を策定し、より長期的な視点からグローバル化を捉え、外国人や女性の役職者登用など多様な価値観・経験の相互作用によって今までにない価値を創造するためにダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。これらの全学的な改革、取り組みについても文部科学省から評価を受けました。
本学ではSGU事業の目標達成、そしてさらにその先を見据えたグローバル化を実現するための努力を今後も重ねてまいります。