6月22日(火)、政策科学部・森道哉教授の「PLC特殊講義(茨木市)」において、茨木市企画財政部市民会館跡地活用推進課および政策企画課の協力のもと、新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで、市民会館跡地を中心としたエリアのまちあるきを行ないました。

この講義は、茨木市が直面している様々な政策課題について考察しながら、幅広く公務に関する理解を深めることを目的としており、受講生は、4月から茨木市役所の三つの担当課から政策課題に関する講義を受けています。この日の授業は、5月11日(火)の市民会館跡地活用推進課職員による講義「市民会館跡地エリアの活用について」と、6月8日(火)の受講生からの「新施設(公共空間)」の活用に向けたプレゼンテーションを終えた後の(ともにオンライン授業)、フォローアップとして実施されました。

 受講生は、市庁舎南館9階から「新施設」とその周辺エリアを見ながら説明を受けた後、元茨木川緑地、茨木神社、クリエイトセンター、そして「IBALAB@広場」(市民会館跡地:市庁舎北側隣接地)などのフィールドワークを行い、公共空間の管理・活用について改めて考えることとなりました。

 
新施設建設予定地全景
 茨木市内フィールドワークの様子

当日参加した受講生・市民会館跡地活用推進課の職員の方からコメントを頂きました。

「勉強した地域を実際に歩いてみて、市民会館跡地エリアの広さに驚きましたが、市の中心部の将来像を身近に感じられた気がします。卒業後に立ち寄ることがあれば、改めて歩いてみたいと思える時間でした。市職員の皆様から直接現地で説明を聴ける授業は少ないですし、公務員という仕事を考えるまたとない機会にもなり、参加して良かったです」(受講生)

「市の中心市街地は、2つの駅とその真ん中の中央公園、また駅間を循環する道路があり、『2コア1パーク&モール』と呼んでいます。今回はその中の市民会館跡地エリアを含む『パーク』を歩いていただきましたが、興味深く質問いただき、私の説明を真剣な眼差しで聞いていただき、とても嬉しかったです。」(茨木市・市民会館跡地活用推進課)

また、コロナ禍で本授業をコーディネートされた、政策科学部・森道哉先生と、ティーチング・アシスタント(以下、TA)として関わられた大学院生の堀池さんからも感想を頂きました。

「当初案では、プレゼンテーションの準備として5月18日(火)に実施する予定でしたが、緊急事態宣言の延長を受けて延期していました。講義の残り回数が少なくなってくるなか、対面授業の再開を待って対応してくださった関係者の皆様に感謝するばかりです。学んだ事柄について、受講生と意見交換します。」(政策科学部・森道哉 教授)

「これまでオンライン授業が中心となっていたなか、現地を見学させていただいたことで、学びに対する受講生のモチベーションがあがったように感じます。この講義では学年横断的なグループによる課題解決型の取り組みを行ってきましたが、今回実際に見て、聞いて、感じることができ、フィールドワーク終了後には早速その場でグループごとに意見交換が行われるなど、とても刺激的な機会となりました。」(TA・堀池さん)

IBALAB@広場 見学の様子

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