硬式野球部員100人が献血で社会貢献
2021年7月31日(土)、体育会硬式野球部は、同部が活動する柊野総合グラウンドにおいて京都府赤十字血液センターが実施する献血に協力しました。同グラウンドでの献血実施と1団体に限った大規模な献血企画としては初めての試みとなりました。
今年3月、同部の部員が柊野献血会主催の献血の取り組みに参加した際、コロナ禍の影響で献血協力者が減少し輸血用血液の不足が懸念されていること、オンライン授業への移行に伴い、大学内での学生の献血機会が減少していることを知りました。
日頃から柊野地域の清掃活動などの地域貢献活動に力を入れている同部は、社会貢献活動の一環として、グラウンドで献血を実施できないかと赤十字血液センターに申し出たことがきっかけとなり、今回の取り組みが実現しました。
当日は、赤十字血液センターのバス2台がグラウンドを訪れ、午前と午後の部に分かれて部員約100人が順次献血に参加しました。
参加した主務の新川公太さん(産業社会学部4回生)は、「硬式野球部は学業、野球はもちろんのこと地域・社会貢献活動にも日頃から力を注いでいます。今回の京都府赤十字血液センターへの献血協力は、コロナ禍で輸血用の血液が不足しているとお聞きし、少しでもお力になれればと思い、実施する運びとなりました。私たち学生にとっても輸血を必要としている人々がいるという現状を改めて知り、社会課題について見つめ直す良い機会となりました。今回の献血でそれらの課題が全て解決される訳ではありませんが、これからも私たちにできることを協力していきたいと思います」と参加した思いを述べました。
副主将の山口乃義さん(産業社会学部4回生)は、「今年のチームは団結力を大切にしており、部員一人ひとりがそれぞれの役割を果たせるよう日々努力しています。その役割の一つに『地域貢献』があり、今回の献血は部員全員で地域貢献活動を行うことで、輸血用血液の不足という社会課題の解決に少しでも役に立てればと思っています。私たちの目標は『日本一』です。野球だけでなくさまざまな面で『日本一の集団』になるべく日々精進していきたいと思います」と今回の取り組みへの思いと今後の目標を語りました。