画像:立命館大学とヤマハ発動機株式会社において、「感動(KANDO)を科学する」共同研究を開始

 立命館大学総合科学技術研究機構(滋賀県草津市、機構長:三原久明、以下「立命館大学」)とヤマハ発動機株式会社(静岡県磐田市、代表取締役社長:日髙祥博、以下「ヤマハ発動機」)は、双方の資源を連携し、人間の生における感動の意味・感動の機能とは何かをメインテーマとした領域横断型価値創造プロジェクト(共同研究)を開始しました。

 感動(KANDO)の解明・社会実装に向け、心理研究グループ・生理研究グループ・脳科学研究グループ・ブランディンググループにおいて、それぞれ、感動の明確化・数値化・可視化・ブランド化についての研究を行います。適宜、ヤマハ発動機から研究サポートとフィードバックを受けながら立命館大学が研究を主導し、将来的には技術・製品・テクノロジーへの応用を検討しています。

画像:共同研究開始に関する発表会の様子(2021年8月20日)
共同研究開始に関する発表会の様子(2021年8月20日)

共同研究概要

【研究内容】 感動を明確化・数値化・可視化・ブランド化する
【プロジェクトオーナー】
ヤマハ発動機株式会社 取締役会長 柳弘之
立命館大学 副学長 伊坂忠夫(スポーツ健康科学部 教授)




ヤマハ発動機株式会社 取締役会長 柳弘之 のコメント

 今回の研究テーマ「感動(KANDO)」は、ヤマハブランドにとって、最大かつ最重要なコアとなる位置にありますが、一方で、定性的で感覚的なものでもあります。この正体を立命館大学とともに科学で解き明かすこと、わかりやすくすることが研究の主旨です。
 ヤマハ発動機にとって、「感動(KANDO)」という人間の心の高ぶりは、終わりのない研究テーマです。これまでも同様の研究に取り組んできましたが、産学協同によって構造的かつ体系的に取り組むことで、感動のメカニズム解明に向けた知の積み上げが加速することを期待しています。



立命館大学 副学長 伊坂忠夫 のコメント

 立命館大学では、中期計画R2030のもと、新たな社会共生価値を創造する「次世代研究大学」を目指しています。立命館大学が、どのようにして人々の健康や幸福「Well-being」に貢献できるかということは大きなテーマです。そのなかで、「感動(KANDO)を科学する」ことによる新価値創造に期待を抱いています。
 今回のような総合知が求められる大きなチャレンジをするにあたっては、人文・社会・自然科学が一体となった研究体制が不可欠です。立命館大学が持つ総合的なアプローチに加えて、産業界のヤマハ発動機株式会社様とのタッグにより、次世代型の融合をしていこうということが我々のチャレンジです。

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