立命館理事長・総長新年のごあいさつ
みなさま、明けましておめでとうございます。
2022年がみなさまにとって、実り多き素晴らしい年となりますよう、心から祈念申し上げます。
新型コロナウイルスが世界に感染拡大してから2年が過ぎようとしています。2020年、2021年はコロナ禍のもと、社会や経済活動の停滞、物理的・心理的な分断など、VUCAの時代と言われています。
世界は引き続くコロナ禍と地球を覆う環境問題やエネルギー問題、人口増加や食糧問題、さらに紛争や国際社会をめぐる動向など様々な諸課題において「転換」の時代を迎えると見ています。とりわけ、2050年カーボンニュートラル実現に向けた「転換」は世界の至上命題となっています。
私どもは、2030年までに学園が目指すビジョンとして「挑戦をもっと自由に~Challenge your mind Change our future」を掲げ、2021年から新たなステージに歩みを進めました。
「新たな価値を創造する次世代研究大学」、「イノベーション・創発性人材を生み出す大学」、「新たなグローバル化を進める大学」を柱とした中期計画「R2030チャレンジ・デザイン」を具現化していくためには、大学の在り方や価値観の捉え直しも必要となり、立命館が社会的要請に応えていくには、まさに「転換」が要諦となります。そういう意味でも2022年はR2030チャレンジ・デザインを通じて「転換」していく極めて重要な年になると考えています。
これまでも多くのみなさまにご支援をいただき、発展を続けてまいりました。これからもグローバルに存在感をもち、未来を拓く高い志を持つ人々の結節点となる私立総合学園として社会に貢献すべく邁進いたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2022年1月1日
学校法人立命館
理事長 森島朋三
総長 仲谷善雄