立命館先進研究アカデミー(RARA)始動「RARAフェロー」に10人を任命
立命館大学は2006年から3期15年にわたって研究高度化中期計画を策定して研究を推進してきました。2021年を一つの転換期として捉え、「社会共生価値を創造する次世代研究大学」という大きな目標を掲げました。その達成に向けた立命館大学独自の新しい研究推進システムとして、本大学の研究を牽引する中核研究者の集まり「アカデミー」である「立命館先進研究アカデミー(Ritsumeikan Advanced Research Academy)」(以下、RARA)を発足。この度、2022年4月から「RARAフェロー」を務める10人を任命しました。
RARAは、本大学の中核研究者として活動する「RARAフェロー」を学内外から広く公募し、フェローとなった研究者一人ひとりが掲げる研究目標やキャリアに応じた最適な研究支援を行う新たな制度です。RARAフェローは、オーダーメイドの研究サポートを受けます。研究成果の創出とともに、Nodes(人や研究を繋ぐ結合点)となり、そのネットワークを拡大しながら、先進研究を大きく前進させる役割を担います。
2022年3月25日、立命館朱雀キャンパスにてRARAフェロー任命式が開催され、選抜された10人の研究者に対して仲谷善雄学長より任命証が手渡されました。
フェローには、iPS細胞を使用した網膜細胞移植研究の第一人者である高橋政代客員教授、文化人類学者の小川さやか教授、古気候学者の中川毅教授ら10人が選出されました。
仲谷学長は、「思う存分研究に没頭して、世界を変えるチャレンジングでワクワクするような研究活動を展開して欲しい」と激励しました。任命証を受け取ったフェローは一人ひとりが挨拶を述べ、末近浩太教授は「RARAフェローに選出いただいて光栄です。ビックデータ等を活用して新しい地域研究を進めていきたい」と決意を表明。中川毅教授は「自分が実現したい目標と、RARAフェローに求められる使命が一致していることに感動している。成果を出せるよう全力を尽くしたい」と意気込みを語りました。
本大学は、RARAを基盤とした先導的な学際研究拠点を形成し、その成果を発信し、社会に新たな価値を生み出す次世代研究大学を目指してまいります。
2022年度 立命館先進研究アカデミー(RARA)フェロー 一覧
所属 |
職位 |
氏名 |
---|---|---|
先端総合学術研究科 |
教授 |
小川 さやか |
生命科学部 |
教授 |
折笠 有基 |
理工学部 |
教授 |
小西 聡 |
総合科学技術研究機構 |
客員教授 |
定藤 規弘 |
国際関係学部 |
教授 |
末近 浩太 |
総合科学技術研究機構 |
客員教授 |
高橋 政代 |
情報理工学部 |
教授 |
田中 覚 |
情報理工学部 |
教授 |
谷口 忠大 |
総合科学技術研究機構 |
教授 |
中川 毅 |
総合科学技術研究機構 |
客員教授 |
持丸 正明 |