第15回みんなでつくる地域の安全安心マップコンテスト受賞者とご来賓

 2022年11月30日(水)、本学歴史都市防災研究所主催「第16回 みんなでつくる地域の安全安心マップコンテスト」において入選された田原優里奈さん(広島大学附属小学校4年)が、JR西日本広島駅長から感謝状を贈呈されました。

広島駅長から田原優里奈さんへ感謝状授与
広島駅長から田原優里奈さんへ感謝状授与
田原優里奈さんによる主旨文の発表
田原優里奈さんによる主旨文の発表

 「第16回 みんなでつくる地域の安全安心マップコンテスト」は、10月22日(土)にオンラインと人数を限定した会場での参加による、ハイブリッド形式で開催。当日は、全国から応募のあった39作品の中から、厳正な審査を経て、10作品11名が入賞作品として選ばれました。当コンテストは、地域の災害や犯罪の危険性などの身近な情報を、家族や学校の先生など大人と一緒に集め、マップ制作を通し、子どもたちに防災意識を高めてもらうことなどを目的に2007年に始まりました。

 田原さんの作品「工事中 広島駅の安心安全マップ」は、現在、2025年春の開業を目指して建て替え工事中の広島駅ビルの安全安心をテーマとした手作り地図で、駅員の方にも話を聞きながら、工事中ならではのリスクと対策が細かく調べられている作品です。

田原優里奈さんの作品
田原優里奈さんの作品

 当コンテストの優秀作品の展覧会は、以下の日程、場所で開催されています(上位7作品は「全国児童生徒地図優秀作品展(事務局:国土地理院)」へ出展中です)。

  • 日時
    2022年10月24日(月)~12月23日(金)
    平日9時30分から17時まで(休館日:土日祝)
  • 場所
    立命館大学 歴史都市防災研究所1階 展示ルーム
    https://r-dmuch.jp/access/

土手直則 広島駅長のコメント

 広島駅では、AED、防犯カメラなどをモニターで管理したり、台帳で管理したりするなど、「個別管理」をしていました。しかし、田原さんの作品を見たときに全てが一枚の地図上に「見える化」されており、これが広島駅には必要なのだと、ハッと気づかされました。
 2023年5月にはG7サミットが広島で予定されているので、今広島はまさに「安心・安全」が重要視されています。その際には是非田原さんの作品を広島駅に展示させていただきたいと思います。

田原優里奈さんのコメント

 3年生の頃、東日本大震災の話を聞いて、防災に関心を持ち始めました。この地図を作成して、普通に過ごしていると気が付かないことがたくさんあったので、多くの人にこの地図を利用してほしいと思います。

関連情報

NEXT

2022.12.06 NEWS

フレキシブルセンサーでソフトロボットハンドの「つかむ、放す、つかみ損ねる」をセンシング〜⾷品パッキングの⾃動化への重要技術〜

ページトップへ