2022年3月に開幕したオートバイの国際ロードレース選手権である「2022 FIM Asia Road Racing Championship(以下、アジア・ロードレース選手権)」ASB1000クラスにて、埜口遥希さん(産業社会学部3回生)が年間ランキングで2位となりました。

 「アジア・ロードレース選手権」は、世界へのステップアップを目指すライダーの育成や、アジア全域のモータースポーツの発展を担う国際ロードレース選手権です。今年度は全5戦10レースを開催。海外で広く活躍してきたアジアのトップライダーが熱い戦いを繰り広げました。

 昨年、全日本ST600クラスのチャンピオンとなった埜口選手。今シーズンから日本を飛び出し、「アジア・ロードレース選手権」に参戦しました。1000ccクラスのロードレースは初めての挑戦でしたが、開幕戦で3位入賞を果たして好スタートを切ると、第2戦のレース2では初優勝。この時点でランキング2位に浮上していました。
 その後のレースでも、埜口選手は第4戦までに4勝を挙げる好成績を残し、ランキングトップに浮上。シーズンを通して力強い走りを見せ、最終戦となる第5戦を前に年間王者の座をほぼ確実なものにしていました。

 しかし、最終戦を前にスポット参戦が決定していた「2022 MFJ全日本ロードレース選手権」ST1000クラス最終戦の鈴鹿大会の公式練習で、他車に追突されるアクシデントに見舞われたことで、「アジア・ロードレース選手権」への欠場を余儀なくされました。

 最終戦は、ランキング2位に位置していた選手がレース1、レース2ともに5位入賞を果たしたことで、欠場した埜口選手のポイントを僅差で上回りました。この結果により、埜口選手は年間ランキング2位となりました。

 埜口選手は、次年度も「アジア・ロードレース選手権」ASB1000クラスに参戦することを決定。2年目となるシーズンでは、さらなる活躍が期待されます。

 引き続き、埜口選手への応援をよろしくお願いいたします。

埜口遥希選手(産業社会学部3回生)コメント

 今シーズンは新たな挑戦となりましたが、結果的には強い走りができました。しかし、スポット参戦した全日本ロードレース選手権の鈴鹿大会の公式練習で、後続車からの追突で転倒し、背骨を骨折してしまいました。それにより、アジア・ロードレース選手権の最終戦を欠場し、年間チャンピオンを逃してしまったシーズンともなりました。
 来シーズンも同カテゴリーに参戦するので、掴み損ねた年間チャンピオンを確実に獲りたいと思います。また、チャンピオンはもちろん、怪我から完全復活を果たした姿とともに、今シーズン以上に強い走りができるようになったということを証明できるように頑張ります。皆さま、ぜひ今後とも応援をよろしくお願いいたします。

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