2023年度秋季立命館大学大学院博士学位授与式を挙行
9月24日(日)、朱雀キャンパスの大講義室において、2023年度秋季博士学位授与式を挙行しました。学園役職者をはじめ、指導教員や論文の審査委員、学位取得者のご家族やご友人が出席し、40名(課程博士36名、論文博士4名)の博士学位取得をお祝いしました。
式では、仲谷善雄・立命館大学長より学位取得者一人ひとりに学位記を授与しました。
その後の学長式辞では、学位授与者、指導教員や授与者を支えたご家族へのお祝いの言葉を述べた後、「社会全体をDXによって高度化し、バーチャルツインやメタバースといった、これまでとは根本的に異なる社会を築き上げようという動きが活発化してきています。春先に登場した生成AIも、社会に大きなインパクトを与えています。そこでは、理工系の知はもちろんのこと、人々がどのように生き、活動し、連携するのか、人や社会が技術に対してどのように向き合うべきなのかなど、人文社会的な知が非常に重要になります。その担い手として博士人材に対する期待が高まっています」と学位取得者への今後の期待も述べました。
続いて、課程博士学位取得者を代表し博士(技術経営)取得の染谷厚徳さん(テクノロジー・マネジメント研究科修了)、論文博士学位取得者を代表し博士(法学)取得の伊川正樹さんが挨拶を行いました。
染谷さんは、橋梁の維持・修繕技術のイノベーションに関する研究を進めていく中での苦労や進展について述べた後、「私たち学位取得者は、これからは博士として、学んだ知識を活用して社会に貢献する責任があります。これは新たなスタートラインであり、新たな挑戦の始まりだと考えています。感謝の気持ちとともにこの重要な節目を迎えることができたことを誇りに思い進んでいきたいと思います」と抱負を述べました。
伊川さんは、「今後も、研究にとって必要な、自由な発想と常識を疑う心、客観的な視点と社会への貢献という姿勢を忘れずに、さらに歩みを続けて参ります。そして、微力ながら、この社会の一員として、それぞれの立場から貢献していく所存です」と今後の研究への意欲を語るとともに、学位審査に関わった教員をはじめとする大学関係者に感謝の意を述べました。