立命館大学総合科学技術研究機構の金子健太郎教授/RARAフェロー(※)が取締役CTOを務める立命館大学発ベンチャーのPatentix株式会社(所在地:滋賀県草津市、代表取締役:衣斐豊祐)は、株式会社経済界(本社:東京都千代田区、代表取締役:佐藤有美)がスタートアップ・ベンチャー企業を表彰するビジネスアワード「経済界Golden Pitch 2023」にて審査員特別賞を受賞しました。

金子健太郎教授/RARAフェローが設立したPatentix株式会社が審査員特別賞を受賞 ファイナル審査にてピッチを行う金子健太郎教授/RARAフェロー

 本ビジネスアワードは、株式会社経済界が2011年より日本の起業家を発掘・支援する目的で開催しており、過去12年間の受賞者の累計調達額は180億円を超え、上場やM&Aなど、日本を代表する起業家を輩出しています。
Patentix株式会社は、立命館大学発ベンチャーであり、超ワイドバンドギャップ半導体(UWBG)材料「二酸化ゲルマニウム」を用いた半導体基板・パワーデバイスの研究開発を進めています。
今後、Patentix株式会社では、二酸化ゲルマニウムパワー半導体の社会実装を目指した研究開発をさらに進めてまいります。

金子健太郎教授/RARAフェローのコメント

 この度は大変名誉ある賞を頂く事となり、当社を応援して下さっているみなさまに深く感謝申し上げます。Patentixは、当研究室の研究成果の一つである二酸化ゲルマニウム半導体を用いて、その社会実装を目指すディープテックベンチャーです。衣斐豊祐社長、清水悠吏取締役、取締役CTOの私の3名で、1年前に設立した小さな会社ですが、この1年間で様々な方々に応援して頂いたお陰で大きく成長しまして、今回の大きな賞を頂ける事になりました。今後もみなさまのご期待に応えられるように精進して参りますので、引き続きのお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

(※)RARAフェローについて

 立命館大学では、2030年に向けた立命館の学園ビジョンR2030「挑戦をもっと自由に」のもと、次世代研究大学の実現に向けて歩みを進めています。この大志を現実のものとし、未来社会に新しい価値をもたらすべく、2021年、立命館大学のさらなる研究高度化を牽引する仕掛けとして立命館先進研究アカデミー(RARA)を設立しました。
RARAは博士後期課程から本大学の中核研究者にいたるまで、それぞれのキャリアステージに合わせた重点的かつ、オーダーメイドな支援を特徴としており、そのフロントランナーとなる「RARAフェロー」の教授陣を任命、重点的な研究環境の整備を図っています。
これまで16名のRARAフェローが未来を切り開く先進的研究者として、「志」「共創」「変革」「信頼」という4つの行動指針のもと、学内外の多様な研究者を繋ぐNodes(結合点)となるべく、研究活動と成果発信を進めています。

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