画像:衣笠キャンパス

 文学部は、「文部科学省 平成28年度 大学の世界展開力強化事業」に日中韓キャンパスアジア・プログラムが2期連続で採択されました。今回の採択は、私立大学で唯一採択された同事業「平成23年度タイプA-①」に続いて2度目となります。

 本プログラムは、2012年度から実施したキャンパスアジア・パイロットプログラムを基盤としており、立命館大学(日本/京都)、広東外語外貿大学(中国/広州)、東西大学校(韓国/釜山)の3大学が共同運営する4年一貫の常設化プログラムとして、2016年度に新しいスタートを切りました。多国間連携型の学部生に対する先進的な国際教育として注目されたパイロットプログラムの参加学生は、4年間の学びを通じて、中国語・朝鮮語の語学力が飛躍的に向上し、高度な異文化適応能力・調整能力を身につけました。その結果、進路決定率は100%を達成し、難関である大手外資系メーカーのマーケティング部門への就職等、実質的な成果を残すことができました。
 この成果を基盤とし、新キャンパスアジア・プログラム(以下、CAP)は、交流学生数の倍増(4年後のCAP生数は240名)、CAPを核とした学内外での日中韓交流への拡大、CAPの教育効果に関する学術的研究の発信、東アジア初の多国間連携型の学部教育における共同学位の制定等、これまで以上に、交流する学生の量と教育・研究の質を向上させることで、一層高い効果を得られるよう、他大学に類を見ない革新的なプログラム設計を行いました。

<藤巻 正己(文学部長・教授)のコメント>
 グローバル人文学教学の拠点形成を目指す文学部は、日中韓3大学連携キャンパスアジア・プログラムを軸に共同学士課程(国際人文学科)の新設、<アジア版エラスムス計画>の実現に向けて邁進していきます。

<上野 隆三(文学部・教授、プログラム責任者)のコメント>
 語学を学ぶことだけがCAPの目的ではなく、3ヵ国の学生が中国と韓国と日本の文化を深く学び、お互いの考え方を理解し合うことこそが大切です。CAPを経て学生がどのように成長するか、本当に楽しみです。

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