己を知り、己を磨け 立命館ネクスト・リーダープログラム2024
立命館大学・立命館アジア太平洋大学への進学を控えた附属校生25名と、昨年度に同プログラムを体験してメンターになった大学1回生17名による立命館ネクスト・リーダープログラムが実施されました。
今年度のテーマは「Go beyond your limit ~己を知り、己を磨き、唯一 無二のリーダーになれ~」。大学生メンターたちが高校生のために企画を考えてくれました。
2月のオンラインプログラムでは「自分史」「原体験ドリブン」「好きプレゼン」などのワークで、自己の資質に合わせたリーダー像を確立するために、まず過去と現在の自分を振り返ることから始めました。メンターが工夫を凝らした各種アイスブレイクプログラムのおかげもあって、オンライン上ながら、打ち解けた雰囲気で活発な交流がおこなわれていました。他の個性豊かな24名の仲間、多方面で活躍する大学生メンターの姿を知ることは、自分自身について考えるうえでも、大きな刺激になったようです。
3月の合宿プログラムのメインコンテンツは、高校生がグループに分かれ、リーダーシップを涵養するためのプログラムを企画・運営することです。
1日目、参加者は立命館大学大阪いばらきキャンパスに集合して、高校生企画の準備作業に入りました。オンライン企画中に何度も打ち合わせした各グループのメンバーは、初めての対面にも関わらず、旧知の仲のように和気あいあいと準備を進めていきました。
2日目は、メンターが選定した合宿場所、兵庫県宍粟市のゲストハウス繁盛へと移動しました。ここは廃校となった小学校をリノベーションした施設で、その自然に恵まれた環境のなかでおこなったデジタルデトックス・プログラムは高校生の五感に新鮮な刺激を与えたようです。
かつての校庭でともされた焚火の炎の揺らめくさまを飽くことなく眺めている高校生の姿が印象的でした。
3日目の高校生企画では、政策決定ゲームやディスカッション、チーム力を重視した謎解きゲーム、コミュニケーションをあげるための運動プログラムなど、高校生たちが企画した個性豊かなプログラムを全員で楽しみました。その独創性と完成度は合宿施設のスタッフさんから「研修プログラムの例として他の団体・企業さんに紹介させてほしい」とお願いされるほどでした。自分たちの考えたことが、自分たちの力で実現し、それが他者から評価されるという経験は、高校生にとっても大きな自信になったようです。
最終日は、大阪いばらきキャンパスに戻り、これまでの振り返りと決意表明をおこないました。振り返りでは、25名の高校生がそれぞれこの合宿中に観察し、書き留めていた他の24名の個性や資質を互いに共有しました。24人もの他者視点から見た自分を知ることは、自分の個性や資質を把握するうえで、大きな気づきになったようです。
最後の決意表明では、この合宿で知りえた自己の個性や資質、それをどう生かしてリーダーになるか、各人が自信をもって宣言しました。4月からの大学生活の中で彼らがどのように活躍してくれるか、楽しみでなりません。
あなたにとって、NLPはどのような体験でしたか。(事後アンケートより)
個性が色々な方向のベクトルに強い人たちが集まっていたので、今までになかった考え方や視点を気づかされたし、同世代の人たちだから、近い考え方もしていることがあって、自分の価値観を否定されずに新しい価値観を植え付けられる体験だった。
(立命館慶祥生 立命館大学経営学部進学)
普段関わることのないような立場の人と語り合い、新たな価値観に気づくことができた。今までの自分を変えようと、普段しないようなことにチャレンジし、コンフォートゾーンを抜け出す努力をした。
(立命館守山生 立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部進学)
人が成長していく姿、誰かが一生懸命に自分の想いを伝えられる空間をみて、すごく素敵だと思ったので、これからもそのような空間を創りたいと思うきっかけになる良い体験だった。また、自分のアイデアがみんなに浸透して、実行できることの楽しさを感じた体験でもあった。
(メンター 立命館大学経営学部)
今までの人生の中で一番達成感を得られて自分のマインドが変わった。 今まではひたすらサッカーに向き合う人生で勝ち負けというところを軸に人生を歩んできた。その自分のやりたいことをただやるだけの人生だったが、人と協力してこんなに感動できるものがという経験が勝ち負けではなく人と協力するからこそ生まれる達成感を感じることができ、本当に人生の中で唯一無二の体験であった。またこのNLPの出会いというのも自分が他の活動に参加するきっかけでもあり素晴らしい出会いをくれたプログラムにもなった。
(メンター 立命館大学国際関係学部)