立命館の附属高生による模擬裁判交流戦を開催 -法曹への興味関心、意欲高める-
附属校、大学、卒業生との連携により実現
日本弁護士連合会が主催する「第17回高校生模擬裁判選手権 関西大会」を前に、本番さながらの臨場感ある模擬裁判企画が7月30日、立命館大学衣笠キャンパスの末川記念会館松本記念ホール陪審法廷で行われ、立命館高校、立命館守山高校、立命館宇治の生徒ら20人が参加しました。
本企画は、学校の垣根を超え、同じ志を持つ立命館学園の附属校生徒同士が交流することを通じて、法曹(裁判官・検察官・弁護士)への興味関心、意欲を高める機会として、また、日本弁護士連合会が主催する「第17回高校生模擬裁判選手権 関西大会」へ向けた実践の場として、本学エクステンションセンターと参加校が連携し企画しました。
当日は、本学出身の3名の現職弁護士の協力を得て進行し、本学法科大学院の渕野貴生教授が審査員として参加しました。また、昨年、同企画に参加していた附属校出身の法学部1回生も運営に協力しました。
模擬裁判は、架空の刑事事件をテーマに、各附属校の生徒が検察官の立場と被告人の弁護人の立場に分かれて争いました。生徒たちは、学校ごとに正課の授業や放課後を利用しながら、(検察官/弁護人それぞれの立場から模擬裁判の)準備を進めてきました。
模擬裁判終了後は、渕野教授による講評や現役弁護士の先生によるアドバイスが行われました。渕野教授は生徒たちの準備に基づいた熱心な取り組みを評価し「刑事裁判における原理原則に基づくルールが出来上がってきた背景もぜひ理解していただきたい」と期待を込めました。
※2024年8月3日に行われた「第17回高校生模擬裁判選手権、関西大会午前の部」において、立命館宇治高等学校が優勝、立命館高等学校が準優勝に輝きました。