学校法人立命館の「立命館大学 大阪いばらきキャンパス H棟」が、このたび2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

 2015年に開設した大阪いばらきキャンパスは、敷地を取り囲む塀や門がなく、学生のみならず子供からお年寄りまで、幅広い世代の人々が行き来しやすい地域・社会に開かれた設計が特徴です。
 2024年春に映像学部・研究科と情報理工学部・研究科の移転に伴い新設された「H棟」は、多種多様な人々が学舎の中にまでアクセスしやすく、ヒト・モノ・コトが交流、触発しあうことを目指して誕生しました。このような従来の大学にはない斬新な建物全体の設計コンセプトやデザインが評価され、同賞の受賞に至りました。

  • 名称
    立命館大学 大阪いばらきキャンパス H棟
  • 概要
    大学と地域社会が高度に融合し、社会における新たな価値を創造するキャンパス「ソーシャルコネクティッド・キャンパス」を目指した設計としています。建物内に地域社会のプレイヤーを引き込むことを前提に、低層階では地域交流・企業共創・学生課外活動を目的とした施設が連続的に配置された「クリエイティブ・コンプレックス」、上層階では学際融合・異分野交流を促進し教育研究の更なる高度化を企図した「デモストリート」や「イノベーションラウンジ」、そしてオンライン学習に最適化された学習空間「コネクティッド・ラーニングコモンズ」等が整備されています。多様な種の活動が包摂され、新たな形の「TRY」が生み出されるキャンパスの姿を建物全体で表現しています。
  • 延床面積
    47,096.00㎡
  • 階数
    地上9階
  • 構造
    S造+柱SRC造

グッドデザイン賞

 1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

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