立命館大学に関連するスタートアップ2社がNEDO懸賞金活用型プログラム「GENIAC-PRIZE」で受賞
このたび、立命館大学に関連するスタートアップ2社(株式会社MotorAI(代表取締役:清水悠生、以下「MotorAI」))および株式会社チトセロボティクス(代表取締役:西田亮介、以下「チトセロボティクス」))が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および経済産業省が主催するNEDO懸賞金活用型プログラム「GENIAC-PRIZE」において受賞しました。
「GENIAC-PRIZE」は、生成AIサービスによる社会課題解決や官公庁業務の高度化、安全性確保を目的として実施されているNEDOの懸賞金型プログラムで、生成AIの研究開発および社会実装を加速させることを目的に実施されています。なお、本受賞により、MotorAIは750万円、チトセロボティクスは500万円の賞金を獲得しました。
株式会社MotorAI
提案タイトル
設計エージェントを搭載した自律型モータ設計システム
受賞内容
社会課題領域「国産基盤モデル等を活用した社会課題解決AIエージェント開発」/テーマⅠ「製造業の暗黙知の形式知化」/持続実装賞ならびに地域賞
本学との関連・事業概要
MotorAIは、立命館大学総合科学技術研究機構准教授の清水悠生が2023年に設立した大学発スタートアップです。同社では、大規模言語モデルと独自の図形生成エンジンを組み合わせた「モータ設計エージェント」を開発し、モータの設計方針立案からCAD生成、商用解析ソフトによる検証までを一気通貫で自律実行するシステムを構築しています。国内大手メーカーとの実証実験では、設計エージェント1ライセンスで設計者約10人分に相当する生産性を実現しました。
本受賞技術は、製造現場に偏在する暗黙知をAIエージェントとの対話を通じて形式知化・資産化し、設計と製造の知見を組織横断的に活用可能とするものです。
<企業URL>https://motorai.jp/
株式会社チトセロボティクス
提案タイトル
国産AI「PLaMo」を用いた、現場に寄り添う産業用ロボットオーケストレーション
受賞内容
社会課題領域「国産基盤モデル等を活用した社会課題解決AIエージェント開発」/テーマⅠ「製造業の暗黙知の形式知化」/ユースケース波及賞
本学との関連・事業概要
チトセロボティクスは、立命館大学ロボティクス学科・川村研究室卒業生の西田亮介、立花京らが2018年に設立した大学発スタートアップです。立命館グローバル・イノベーション研究機構の川村貞夫教授は同社の副社長として設立当時から参加しています。同社では、ロボットのビジュアルフィードバック制御法として、大学の基礎研究を基盤に独創的な手法の開発に成功し、位置決めとして世界で最高精度を達成しています。
本受賞技術は、この技術と生成AIのLLM/VLMを利用して産業用ロボットを実際の作業現場で利用可能とするものです。この成果によりエンジニアはプログラムを書く必要が無くなり、ロボットの社会実装の加速が期待されています。
<企業URL>https://chitose-robotics.com/
2社の受賞は、立命館大学における研究成果や人材育成、スタートアップ創出の取り組みが、社会実装や産業競争力の強化へとつながっていることを示すものです。本学では今後も、研究成果の社会実装や大学発スタートアップの創出支援に積極的に取り組んでいきます。



