自分の体力を客観的に知る~笠縫東学区健康講座~
加齢により変化する運動機能の評価
10月28日(金)、湖南広域消防局西消防署にて、藤本 雅大 助教(スポーツ健康科学部)による第2回目の健康講座が開かれました(主催:笠縫東学区まちづくり協議会主催)。前回は「加齢に伴う運動機能の変化」をテーマに講義を、今回は講義と体力測定を実施しました。
始めに体力・運動機能の低下が転倒リスクに関連することや、加齢による運動不足が身体的・社会的・心理的加齢を招き、さらなる運動不足を招くといった内容の講義があり、「健康寿命」の延伸のためにもまずは自分自身の体力・運動機能がどの程度であるのかを客観的に知るために、体力測定を実施しました。
8ステーションに分かれて体力測定
約40名の参加者が8グループに分かれ、以下のテストをチーム毎に測定しました。
①握力テスト(握力)
②5回立ち座りテスト(下肢筋力)
③ステッピングテスト(敏捷性)
④片脚立ち時間(静的バランス能力)
⑤ファンクショナルリーチ(動的バランス能力)
⑥棒反応テスト(反応能力)
⑦5m歩行テスト(歩行能力)
⑧Timed Up & Go テスト(複合的移動能力)
測定の際には呼吸を止めないことや、記録を伸ばすためにも他者の測定時の応援をすること等が藤本助教より説明され、参加されたみなさんは汗を流しながら楽しく取り組まれました。
今回、参加者自身が自分の体力レベルや運動機能を客観的に理解することによって、今後の運動の必要性等を知ることができました。これを踏まえ最終回となる次回は、「介護予防に向けた運動療法」をテーマにどのようにすれば低下した運動機能を改善できるのかについて、講座が開かれます。 草津市での健康づくりに貢献できるよう今後も取組みを進めて参ります。